Sakurako ‘92
身体的女性として歩むわたしの人生。29年間で色んなことを経験しました。 現在進行形で15年目に突入している「生理」にまつわるわたしの体験記を#10のエピソードに分けて、赤裸々に綴ります。 情報源の少ない田舎の女子学生、一人暮らししたての20代の女性、箱入り娘の30代の先輩方、身体的女性を受け入れるのに時間のかかっている人…わたしの話が誰かの助けになりますように。
ギュイーーーーーーン。動き出した椅子の肘掛を、汗ばんだ手で握る。 カーテンの向こう側にM字開脚する私は、自分でも恥ずかしいくらいに心臓がドキドキ緊張していた。 ベチャとしたローションを塗られた瞬間、画面に映るナスビのような子宮を見つけた。 2ヶ月に1回?生理前に、左側が痛くなるズキッ。子宮のあたりの左側が痛んだ。 「あたたたっ…」 どうもここ最近、時々ではあるが生理中には無い痛みを感じることがある。 ズキっとしていて、ピシッとなるような感じ。 最初は気にしなかったが職
国際女性デーなので、何か今日は記事を書こうと思っていた矢先・・・ つい今ほど、行きつけの婦人科病院にて、院長先生の前で大号泣してしまった29歳さくらこです。 このnoteは私の感情を落ち着かせるためにも、検査メニューの採血の順番待ちの時間に書き始めております。 重たい生理痛、妊娠の不安、PMSの悪化など身体的女性に付きまとう問題 25歳からピル(マーベロン)を飲み続けて早5年!5年間のピル費用は、198,000円(震える....) 昨年末よりミレーナ挿入について動き、い
ナプキン一筋9年目の夏、それは突然ブッ刺さった。 生理は突然やってきた。元ギャル先輩(優しい)からもらったタンポン。新社会人になった。 配属された部署は女性スタッフしかおらず、田舎から出てきた私をお姉さま方が本当に可愛がってくれた。 結構自由な社風だったので、いわゆるOLスタイルの方も居れば、元ギャル元ヤンスタイルの強めお姉さまも居る。 ある夏の日。 蒸し暑い、嫌なタイプの夏の日に事件は起こった。 生理予定日よりもずいぶん早くに生理がきた為、手持ちのナプキンでは足りな
(・・・この薄くて小さいナプキンって何なん?) 友人の生理ポーチには、わたしの知らない生理用品が仕込まれていた。 小さいナプキン?初めての生理体験から何ヶ月かした時のこと。 手持ちのナプキンが足りなくなってしまい、友人のC子から生理ポーチを貸して貰った。 C子はわたしより先に生理が来ていて頼り甲斐があったし、何より生理が来たことを教えた時「おめでとう」と言葉を贈ってくれた良いやつだった。 実はこっそり憧れだったC子のスイマーのポーチを片手に、トイレの個室に入った。他人の
「うわぁ、最悪。レッドオーシャン来たわぁ。」 中学1年生か2年生の頃に生理がやってきた。女子校用語なのか、生理のことはレッドオーシャンと呼ぶことが多く、文字通りのレッドオーシャンに驚いた。すでに閉経していた母から何年前のものか分からないナプキンを渡されて、羽根つきだったものの羽の使い方なんて分からずテープが内側を向いたまま使って、痛いし経血は吸い込まれないし苦い初日だったことを思い出す。 女子校は生理にオープンな環境で男性教師には「生理だから!」と言って気を使ってもらうこと