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雑司ヶ谷でわしも考えた。目黒考二さん蔵書販売会に行ってきた話

雑司ヶ谷、一度もおりたことのない駅。
目黒さんの蔵書欲しさに行ってまいりました。
持ち前の方向音痴力を発揮し、20分前に着くはずが、販売5分過ぎに到着。こんなに駅に近く、わかりやすい場所でありながら、どうして地図アプリを使っているのに…。自分で自分が怖くなりながら到着した時にはすでに黒山の人。やはりみなさん手にしているのは椎名誠の本。かくいう私もできれば釜たきメグロのあやしい探検隊シリーズが欲しい。隙間から覗きつつ狭い店内を彷徨うこと小一時間。え?そんなに私いたの?
購入したのがこちら。

無事に、あやしい探検隊、好きな作家である佐藤正午(これは出版社からの謹呈本)、そしてドッグイアがめちゃくちゃついている「父の帽子」という本←折りの多さが気になりすぎる。この3冊を購入。
おそらく1,000冊なんて蔵書のほんの一部なんだと思うのですよ。本にはさまれている謹呈の栞の多いこと。目黒さんは生涯何冊の本を読むことができたんだろう、なんてことを思ってみたり。
そうそう、店内に貼ってあった紙が実に本の雑誌社っぽかった、わからんけど。

なんとなくこれが自分にとっての北上次郎お別れ会なのかな、などと思いつつ、本の雑誌のバックナンバーを眺めながら次のお目当ての場所へ。

初めて行くところなので、せっかくなら立ち寄りたかった雑司ヶ谷霊園へ。東京とは凄いところですね。夏目漱石先生と永井荷風先生のお墓が同じ霊園にあるなんて。しっかり手を合わせてまいりました。

雑司ヶ谷鬼子母神堂にも行ってまいりました。昨日の雨で、てづくり市は中止になったとかで、お団子屋の話好きのおかあさんが残念がりながら美味しいお団子とお茶を出してくれました。
大銀杏の木が見事でした。御神木を撮影してもいいものかどうか迷ったため、とりあえず団子の写真をあげておきます。

活字中毒者の私にとっては、なかなか思うことの多い一日になりました。