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映画「RRR」のパワー、底知れず

①インド映画
②アカデミー賞で司会者がダンサーに囲まれて退場していった
③「ナートゥはご存知か」という台詞
この3点のみの知識しか持たず行ってまいりました、噂のRRR!

ポストカードのおまけつき!

昨日、西部戦線異状なしを観て、あー戦争は嫌だ嫌だ、戦争ものを観るのは辛い、と思っていたのに、気がつけばこれまた凄まじい戦いの物語。

イギリス植民地時代のインドを舞台に、イギリス軍に捕らえられた少女を奪還すべく立ち上がる部落の守護者、ビーム。
一方デリーの警察署では手柄をたて昇格を狙う目ヂカラの強烈な警察官、ラーマ。
このビームとラーマの二人が主役。
ある列車事故を機に強い絆で結ばれていくのですが、ここまでの段階ですでに普通の映画ならラストシーンか?というほどの見せ場が3つくらい出てきます。

ポスターを観た時に神話?と思っていたのですが、実際『RRR』の物語はヒンドゥー神話の2大叙事詩『ラーマーヤナ』『マハーバーラタ』の影響を受けているそうです。ふむふむ。
政治的にも思想的にもかなり象徴的なシーンがいくつも登場してきますが、やはり着地点がアクション巨編というのがヒットの要因なのでしょう。

単純にこの二人のスーパーマンっぷりが凄まじく、武器が柱だったりベランダだったり、怪力にも程があります。あと、ナートゥをご存知か?のナートゥ、私はインド映画って意味もなく踊りをぶっ込んでくるんでしょ?という大変失礼な認識でおりましたので、大反省致しました。非常に意味のあるシーンでした。
主人公の二人の不死身っぷりもあり得ないレベルです。インドの薬草めっちゃ効く!
見どころだらけ、見どころしかない映画、これは何回も観に行く人が続出しているの、納得です。

RRRに関して地味に一番びっくりしているのはこちら。杏ちゃん、耳コピですって!