「おかしい」と思ったことについて、声を上げなかったという罪があるよねというお話

名前はここでは伏せるが、とある人が、職場で上司・先輩が体調悪くても薬飲みながらでもがんばってるアピールをしているらしく、「早めに上がりたい」と言えない空気があり、辛い、とこぼしていた。

職場で、まわりの空気を読んで、ダラダラと仕事をするふりをすることがあると思うんだけれど、自分は少なくとも新卒の会社で周りと同じくらいのタイミングまで帰宅せずに仕事をしていたんだけれど、それってどうなの、という話を問題提起したい。

自分の中での結論から言うと、そいつも、同罪だ。

まわりの空気を読んでそれに同調していると、悪意がなくとも、自分もその悪癖を作る加担者になってしまうというか。おそらくその上司や先輩も、元は早く帰りたいと、心の奥底では思っていたはず。でもそれが、10年前、15年前に言えずに、社会人としてなんとなくやり過ごしてしまい、その悪癖が定着してしまったのかもしれない。ただ、その悪癖の罪を過小評価してはいけない。なぜなら、そのように過ごしてきた上司・先輩の姿を見て、新社会人は育っていくのだから。そして、その悪癖が次の世代に受け継がれていくのだから。

だから僕は、おかしい、と思ったことについて黙っていて声を上げないことは、罪だと思う。

このnoteを読んで、少しでもそういうことを感じることができる人は、たぶんまだ救いがある人たちだ。

そして、そういう人たちが、勇気を持ってその連鎖を断ち切れる、現代の職場においての勇者になり得るのだと思う。

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