秋山恭平だけじゃない!好選手揃いの広島新庄の強さ

まずは、広島新庄。センバツ出場おめでとうございます🎉
中国大会では準決勝で優勝した倉敷商に接戦で敗れましたが、中四国枠5枠目で見事選出されました。まぁ比較される創志学園・岡豊・高知中央はみんなコールド負けだったので全く心配はしてませんでした。順当な選出だと思います。
そんな広島新庄。僕は今の選手達を去年の夏前(6月)に行われた大阪桐蔭との招待試合、それと秋季広島県大会決勝で2度見ました。
その2試合でうろ覚えながら自分が知っている広島新庄というチームの強さについて、今回は語っていこうかなと思います。

愛媛?知らない県ですね(センバツ出場校なし)

それを語る前に1つ物申したいのですが、センバツ出場が決まって広島新庄について記事が書かれる時、ほとんどのメディアが1年生左腕の秋山恭平くん「だけ」フューチャーしているんですよねぇ。
まぁ選考委員が秋山君の名前を出して「中国地区No. 1左腕」と称した(そこについてもちょっと僕は疑問なんですがまぁそれは後ほど)ので無理もないんですが、「広島新庄は秋山君だけではない!」(タイトル含めて2度目)ということを、紹介していきます。

まず、僕は広島新庄にめちゃくちゃ推してる選手がいるのでその選手について。

その名は瀬尾秀太(山口東リトルシニア出身)

彼の名前。この記事を読んだ人は絶対覚えて欲しい。そして彼がセンバツでファインプレーをする度に

俺は知ってたぜ?

というドヤ顔をして欲しい。そんな選手。まずはっきり一言申し上げたい。彼は天才です
(※なお桜井基準)
ステータス : 右投げ/左打ち。身長・体重は多少誤差はあると思いますが、161/63とかなり小柄な選手です。ポジションはショート。抜群の身体能力で縦横無尽の守備範囲と身のこなしを魅せます。肩は少し強いくらいです。
彼の身のこなしの軽さは甲子園史上最高のセカンド言われる町田友潤に似たものがあります。
広島県の好ショートと言えば、広陵の宗山塁選手ですが、僕は正直彼より好きですし上だと思います。バッティングまで含めると宗山くんが上でしょうけど。

彼を最初に見たのは、去年6月に行われた大阪桐蔭との招待試合での事でした。
その時、瀬尾くんはまだショートではなく、センターの守備についていました。(スタメン時はショートでしたが、試合が始まって割とすぐセンターに変わりました)
彼の名前は中学時代からボンヤリと聞いたことがあったので「一応注目して観ておくか」ぐらいの気持ちで観ていたのですが、センターの守備範囲の広さだけでも、彼はホンモノだと分かりました。
ですがこの試合で彼が目立ったのはバッティングの方でした。大阪桐蔭の新井・縄田といった右腕2人から、逆方向に受け流すようなレフト前ヒットを3本。猛打賞の活躍。
さらに走塁でも魅せました。2回表2塁走者となっていた瀬尾くんはバッターがレフト前ヒットを放つと迷う事なくホームへ突っ込み、タッチに行こうとしたキャッチャーのグラブを右足を浮かせて躱しホームイン(youtubeで探せば動画があります)。
確認のために言っておきます。これ、まだ夏前の1年生です。この試合は同じく1年生の大可くんも活躍したんですが大可くんの説明はまた後で。
それから4カ月。秋季広島県大会決勝(ほんとは準決勝も観に行きたかったけど断念)。
秋からは完全にショートのレギュラーを掴んだ瀬尾くんは、この試合でも好守を連発。(詳しくはyoutu以下略)3回くらいは守備で魅せてくれた記憶があります。
まぁ守備に関しては「黙ってセンバツで見ろ」とだけ言っておきます。観てくれれば絶対自分がここまで語る理由も分かってくれるはず。
バッティングも非凡なセンスを感じさせてくれます。バットコントロールに関しては1年生のそれではありません。ただ、まだ小柄で細身な身体なので打球は強くないですね。長打がないわけではないですけど。(たしか中学時代は通算10ホーマーと聞いた気が)。
送りバントで1塁駆け抜け約4.1秒。動画を探して3塁到達タイムを測ると恐らく12秒ジャストほど。特筆する程ではないですけど、脚も充分速いです。冬を越えてどれだけ足腰が鍛えられてるかが気になります。
あんまり褒めすぎるのも良くないとは思いますが、彼はセンバツNo. 1ショート争いに入っていける選手だと思います。ぜひ、覚えて下さい。
総評:守備範囲A・身のこなしA・送球の正確さC肩B・パワーC・ミートB・走力B+

そうそうそういえば、瀬尾くんをセンバツで観るとき注目して欲しいのが彼がバッターボックスに立った時の応援です。「ジン!ジン!ジンギスカン〜」のリズムで「瀬尾!瀬尾!瀬尾瀬尾〜」と応援するんですが、果たしてセンバツでもこれが観られるのか、注目したいです。

えーと……まさか瀬尾くんだけでここまで長くなるとは(ガクブル)
そんな不安はさておき、次は瀬尾くんとコンビを組む1年生(新2年生)セカンドを紹介。

大可尭明(広島佐伯シニア出身)

瀬尾秀太が「天才」なら彼は「秀才」と呼べる選手。(※なお桜井基 以下略)

ステータス : 右投げ/左打ち。
身長体重は172/62と小柄です。ポジションは1年の春からずっとセカンドを守り続けています。打順も毎試合1番。

彼を最初に見たのは、瀬尾くんと同じく大阪桐蔭との招待試合でした。大可くんは1番セカンドで出場。彼も瀬尾くんと共にこの日3安打猛打賞。さらに彼はセンター前に抜けそうな当たりに追いつきアウトにするファインプレーも魅せ「とんでもねぇ1年がいるなぁ」と思ったもんです。ちなみに秋山くんは出ませんでした。
大可くんも身体能力が高く広い守備範囲が武器の選手です。特にセンター側の打球に強いですね。ダブルプレーではショートの瀬尾くんとの息もバッチリです。
脚は恐らく瀬尾くんよりも速く、大阪桐蔭戦で放った三塁打は3塁到達タイム11秒5前後はあると思います。
バッティングはパワーはあまりないですが、打席での粘り強さが光ります。バットコントロールは瀬尾くんよりあるかも。
華があり目立つのは瀬尾くんですが、彼も中々の選手ですので覚えてもらえると嬉しいです。
総評:守備範囲A・身のこなしB・送球の正確さB
肩B・パワーC・ミートB・走力A

この2人には3年の夏に「日本一の二遊間」と呼ばれるにふさわしい選手になってることを期待してます。

次は真の左腕エースを紹介。

秋田駿樹(倉敷ビガーズ出身)

え?広島新庄のエース左腕って秋山くんじゃないの?
って思ったそこのあなた。違うんですよ。
まぁ確かに秋山くんはU15の有名な投手ですし中国大会3試合完投したのでそう思われるのも仕方ないのかもしれませんが、中国大会での彼の背番号は10です。
では背番号1だったのは誰かというと、この秋田くんなわけです。
ステータス:左投げ/左打ち(どうやらスイッチヒッターでもあるようですけどほとんど左打席です)。身長体重は正確かはわかりませんが170/56だそう。
MAXは自分の見た限り137キロと速くないですが、常時130中盤の球威ある球を投げます。
緩急が上手くコントロールも○(制球は秋山くんより良いと思います)。上から投げ下ろすようなフォームです。
秋の広島県大会決勝で観て初めて知りましたが、なかなかの好左腕です。
元々、この試合でのお目当ては相手の尾道商業の4番、松井健くんでした。
192(or194?)センチ体重も100キロに迫るという超大型スラッガー。観られませんでしたけど前日の広陵との準決勝で場外ホームランを放ったそう。
そんな彼が打つところを観に球場へ観に行ったのですが…彼の打球が前に飛ぶことはありませんでした。秋田くんの前に4三振。キレのあるストレートと自在な緩急に翻弄されていました。
秋田くんはこの試合無四球完投11奪三振。内角を突く投球も光りました。
スピードは特別速くないですが、それ以外の部分は本当にスペックが高いと思います。
そして球速もセンバツでは140キロ越してくれるんじゃないかと期待してます。
そんな秋田くんですが、どうやら怪我の影響らしく中国大会では一球も投げずに終わってしまいました、代わりに秋山くんが全3試合完投。
正直、秋田くんが万全であれば倉敷商にも勝って中国大会優勝出来たのでは…と思わざるをえません。
なにせ秋山くんは1年生でありながら初戦130球・準々決勝136球・準決勝延長11回168球も投げたので…。そりゃ打たれるわな、と。
総評:スピードB・コントロールB+
スタミナB +・変化球B+・奪三振B

大きく紹介するのは以上の3人。以下のその他の選手は現地で観たけどなんとなくしか覚えてなかったり、youtubeの動画でプレーを確認した選手達です。

まず1人目は秋山恭平筑後サザンホークス
言わずと知れた注目の1年生左腕ですが、自分は生で投球を見た事ないです。なぜか自分が観に行くと投げてくれない選手(泣)
なのでyoutubeでのピッチング動画を観ましたが、確かに良い投手ですね。コントロールはアバウトなところもありますが、キレのある球で三振を奪っていけます。積極的に振ってこないチームが相手だと少し苦しいかも…?
球速はMAX137キロらしいですけどまだまだ伸びそうです。中国大会全3試合を投げ切るスタミナは頼もしいですね。
総評: スピードB・コントロールB・スタミナA
変化球B+・奪三振A

2人目は下志音。(広島安佐ボーイズ
主将。3番ライト。チームで1番長打を期待できる選手です。中国大会では2試合連続ホームランも放ってます。センバツで重要なのはこの3番下くんと4番野崎くんになるのではと思います。この2人がどれだけ長打でランナーの大可・瀬尾らをかえせるか、ということですね。

3人目は花田侑樹。(府中広島2000
秋山・大可・瀬尾らと共に注目される1年生。右の長身右腕として注目されていて一年生大会の決勝では完投しましたが、僕としてはバッターとしての方が面白い気がしました。センバツでホームランを打ってくれそうな気配。投手としても球速は不明ですがランナーを出しても粘り強い投球が光ります。

自分が気になった選手としては以上です。「秋山くんだけではない広島新庄」。分かっていただけましたでしょうか?

最後に、こちらでもお知らせします。
今年6月14日、松山商業が120周年記念として大阪桐蔭・広島新庄を招待して招待試合が行われます。場所は坊っちゃんスタジアム。入場無料とのことです。(それ以上の情報はまだ分からないそうです)
大阪桐蔭と広島新庄は、去年とほぼ同じ時期での招待試合の対戦になります。

センバツでの広島新庄の活躍を期待してます。

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