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腸内環境と乳製品

こんにちは、腸活整体師の中島です。

今回は腸と乳製品の事についてです。

そもそも乳製品は日本人の体に合うのか?という質問は良く聞かれます。

この質問の私の答えは「合う人は合うし、合わない人は合わない」です。

ではこの答えに対しての説明をしていきます。

一番はよく言われる「乳糖不耐症」の問題です。そもそも牛乳の中の糖質である乳糖を分解出来るラクターゼという酵素は赤ちゃん頃はちゃんと体の中にありますが、大人になるとどんどん無くなっていきます。この酵素が無くなった人が牛乳を多く飲むと消化吸収が出来無いのでお腹を壊して体の外に出します。

「お腹を壊す人は無理に牛乳を多く飲まないようにしましょう」

乳製品の問題はこれだけではありません。

牛乳はとても傷み易い食品ですか(暑い部屋で半日とか一日とか置くと腐ります)のでチーズなど発酵食品にして傷み難い食品にして保存していきます。発酵食品は日本人の十八番なのでチーズやヨーグルトは体に良いのでは?と思いますよね。

日本でもチーズ原型である「正蘇」がありましたが、皇族や王族などの限られた人々の中で紀元650年位には食べられていた記述があります。ヨーロッパなどでは紀元前3500年位前にはチーズの原型になる食べ物があった様です。

歴史が違うのと日本のチーズは基本的に山羊であった事が多く、一般の人が牛の乳製品をより多く食べ始めたのは近年であることを考えても腸内細菌は殆ど適応していないと考えられます。

乳製品推進派は牛乳は優れた栄養食品なので乳糖不耐症であってもアレルギーでなければ飲むべきという意見が殆どです。

これを間違っているなどと言う事もありませんが、優れた栄養食品と言うなら私は天然の塩の方が日本人に合っているような気がします。

理由は塩と人間の歴史は古く、身体にとっては塩は無くてはならない栄養素でありカルシウムもマグネシウムもカリウムも入って吸収率も高いので何も牛乳を飲まなくてもよいのでは?と考えてしまいます。

そもそも体の中のカルシウムは筋肉が縮む時に骨から出されて伸びる時に骨に戻っていくのが一番の活躍どころですので、ほとんどリサイクルされて使い捨てにはされていません。

なので牛乳に含まれているカルシウム量は多すぎて吸収も急激なので体に対しての吸収量も問題はあると考えられます。

このカルシウム量をとらなければ駄目なら江戸時代までの日本人の骨はスカスカですか?もちろんそんな事は無く海に囲まれた日本は魚や貝を食べているのでカルシウム、マグネシウム、カリウムはバランスよく食べていたに違いないのです。

先に書いた飛脚の例ではないですが、西洋医学の栄養学と日本人が食べていた栄養学は違うものですし、腸内細菌の分布も全く違うので西洋の栄養学を鵜呑みにしていると日本人固有のパワーや身体能力が失われてしまう可能性があります。

腸の事から考えると栄養はバランスが命です。

どんなに凄い栄養素でもその栄養素を吸収し使うための栄養素がないとほとんど捨てられて終わってしまう可能性があり、かなり悲しい事となってしまいます。

あまり脱線もできませんので今日のまとめ

1、乳糖不耐症の人やアレルギーの人は無理に牛乳を飲まなくても良いし、他の食材で補ってください。

2、腸内環境を考えた場合、乳製品よりも魚介類をお勧めします。魚介類が無理なら天然製法で作られた塩に変えてみましょう。

これはあくまで腸内環境を中心に考えていますので牛乳が悪い訳ではありません。因みに私は牧場などで飲む牛乳ではお腹を壊しませんが、製品化された牛乳を飲むとお腹を壊します。

なぜだろう?

次回は私も最近はまっている塩について書いてみたいと思います。

ではまた次回~



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