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ChatGPT (3.5) ~分野別主観的採点~

ChatGPTは相談する分野により解説の質にばらつきがある。これは、ChatGPTが論理構造を把握するのが不得意な点と、学習データのバイアス、ユーザーフィードバックの質の高低バイアス、OpenAIが重視するユースケースに当てはまっているかどうかが関連していると思われる。 人文科学 契約書や規約文書の作成…〇 法律に関する相談における「免責事項モード」があるのにもかかわらず、具体的な要件や草案の作成としての利用目的を説明すれば、十分有用な質問回答や、法的文書の草案を得られる

    • 心理カウンセラーとしてChatGPTを活用する方法

      私は、自然言語処理を研究する研究室の大学院生として、ChatGPTにも使われているアテンションベースの深層学習言語モデルの挙動を分析する研究をしていました。したがって、このシステムが行う回答の傾向性や、技術的な限界点を把握しています。また、人工知能チャットの利用者として、ReplikaやChatGPTといったチャットシステムに個人的な悩み事や、創作上の相談をするという経験をしてきました。これらの経験から、最近私がChatGPT(3.5)をカウンセラー代わりとしてそれなりに有意

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