「悩み」は可能性

SNSとかでいろんな人の特に「若い」と思われる人の悩みや辛い気持ちの投稿を見ると「正直うらやましいなぁ」と思っちゃうんだよね。

それはね、若い人には「先の選択肢」や「こうなりたい」という未来があって、それが上手くいかなかったりして「悩んでる」ってことが多く見えるのです。

ボクのような「年長組」になるとね、なかなかそんな「選択肢」はほとんど無くて(いや、実際には年齢に関係なく選択肢なんていくらでもあるんだけど、そこに進む気力がないという意味)、押し寄せてくる現実を受け入れるしか無いのですよ。

ただ年を取るとその押し寄せてくる現実を上手く受け流したり、準備をすることで流されないで済むテクニックを身に付けているからネガティブな発言にならないだけなんだよね。

若い人には「悩むな」とは言わないけど「選択肢」はたくさんあって、自分をネガティブな感情に縛りつけないで欲しいなぁと思っています。若いうちは上手くいかなくて当たり前です。

急に前向きになるのは難しいけど、暗示でも良いので、ポジティブな考え方の練習をすれば、できるようになるものなんです。逆にネガティブに支配されてしまうとそこから抜け出すには時間がかかってしまうので、正直に真正面から付き合ってはいけないと思います。

ボクは若い頃、気が弱くて(実はそれは今でも変わりません)ね。それではビジネスをする上では上手く行かないことが多かったんです。気が弱いところを見せちゃうとビジネス相手になにか提案しても「自信がないのかな?!」と思われちゃって、それでは上手くいくわけないよね。

同じアイデアでも自信たっぷりに見える人と自信無さそうな人のものなら、仕事は当然前者に行くわけです。そんな経験を何度もすると「この弱気の性格を表に出すと仕事は上手くいかない」と自覚するようになります。少しずつだけど「自信がある」ということを装うことを覚えていくんですよ。

最初は根拠のない自信なんだけど、そうすることで少しずつ仕事ができるようになって「成功体験」が増えていくと、根拠を持った自信に変わっていくわけ。なにが言いたいかというと「仮の自分の性格は変えることができる」ということなんです。俳優が自分の性格と全く違う役をできるようになるのに近いかなぁ。

大切なのは自分に呪いをかけないことです。今は上手くいかなくても前向きに歩いていけば必ず良いことがありますよ。

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