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【 #9 マッピング3回目 】伝音性難聴の私が骨導インプラントを始めた

前回のマッピングから約1ヶ月経ち3回目のマッピングを行いました。
↓ 前回のお話はコチラ

今回、担当のSTさんにお伝えしたのは
①ハウリングが改善されていないこと
②音楽を聴くときにベースなどの重低音が聴きたい

この2点です。

3回目のマッピングで変えてもらったこと

①ハウリングを抑制したモードを二つ作っていただいた

通常モードを改善したものとプラスそれでもハウリングしたとき用の別のマッピングも作っていただきました。(細かい設定はどのようにされているのかは分かりません。)

もう全然違う
今までのハウリングが嘘だったか幻だったかのように消えたので通常モードで事足りています。なので別のマッピングは使ったことがないです。ハウリングしないので以前よりは会話しやすくなりました。それでも健聴者と同じように聴こえているわけではなく聞き間違いもしますし聞き取れないこともあります。

②音楽用プログラムの低音域を上げていただいた

イヤフォンで大音量で音楽を聴けばベースなどの重低音は聞こえるのですが(伝音性難聴なので音量を上げれば音は聞こえる)現在の聴力を大事にしたいのでなるべくイヤフォンは使いたくないんですよね。

家で音楽を聴くときも重低音楽しみたい!とワガママかなと思いつつお願いしてみました。担当してくださっている言語聴覚士さんもメドエルのスタッフさんも真摯に私の悩みや要望を聞いてくださるのでありがたいです。

前より低音が拾えるようになりました。(でもまだもうちょっと欲しい)人って欲が尽きないもんでiPhoneのスピーカーでは物足りなくなり20年前のCDコンポを押入れの奥から引っ張り出して外部入力でiPhoneと繋げて快適音楽ライフ過ごしています。めちゃくちゃ嬉しい。聴力悪化してから音楽がカスカスに音が抜けたように聞こえるので好きだった音楽を聴くことは無くなっていたのです。自然な聴こえで音楽がまた楽しめるようになるとは、これだけでも骨導インプラントを頭皮内に埋め込むための手術をした価値があると思いました。

裸耳と骨導インプラントSAMBAとの聴力比較

裸耳だと高音域になるにつれて聴こえにくい。骨導インプラントの体外機であるSAMBAを装用したときはどの音域も平坦的に聞こえる。裸耳の平均聴力は57.5dBでSAMBA装用時は平均35dB。これは中等度難聴レベルから軽度難聴レベルに聴力が上がっていることを表す。
裸耳とSAMBA  BB装用時の比較

左耳は平均57.5dB(中等度難聴)
高音域に行くにつれて聴こえにくくなっています。
SAMBA  BBを装用するとどの音域もほぼ差なく平坦的に聴こえています。ただし健聴者と同じように聴こえているわけではなく数値的にいうと軽度難聴レベルです。

音入れをしてから2ヶ月経った今の感想

ねえ右耳も骨導インプラント装用できるように認可してほしい!お偉い人!ってとても思っています。2022年5月現在は片耳だけという条件だそうです。悲しい。

しかしながら片耳だけでは申し訳ないですが社会で会話をすることは不可能です。右耳は従来の気導補聴器を装用していますが中耳に問題のある私にはやはり骨導インプラントが合っているのではないかと思います。そして装用感がないのでストレスがないんです。「生まれつき頭皮に機械が生えてるんですよ、すごいでしょ?」みたいな感覚です。ストレスがないから、ずっとつけていられる。これって大事なことだと思うんですよね。

私が現在装用している気導補聴器は雑音を拾うので
骨導インプラントとの聞こえのバランスが悪いように感じます。
気導補聴器の方はもうこれ以上は調整不可能だとお手上げされたので今の設定のまま長年使っています。右耳も骨導インプラントにしたらバランス良く聴こえるんじゃないのかなって素人考えなんですが、どうなんでしょうか?

いつか右耳も装用できる日が来ることを楽しみにしています。
待っています!




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