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2年目女社員がマンションを購入した話

はじめに

この投稿は、私がマンション購入に至った経緯や購入の流れを書き留めたものです。全てが参考になるとは言い切れませんが、単身女性や20代が資産となる持ち家を持つための後押しとなる記事になれば嬉しいです。

簡単な自己紹介

千葉大学卒業後、不動産総合デベロッパーへ20卒で新卒入社。首都圏の新築物件を扱う営業として働いています。チーム唯一の女性営業かつ、教育学部出身という自分の強みを活かし、初めて来場されたお客様への基礎接客や、優柔不断な単身者に寄り添う女性ならではの接客スタイルを大切にしています。

宅地建物取引士・ファイナンシャルプランニング検定3級取得済み。もともと勉強は得意な方ではないですが、お客様に安心感を持っていただけるよう、マストな資格は取得しました。

購入した物件について

都内の1LDKで実際に自分が販売を担当していた物件を購入しました。立地条件が良く、集客も多い現場のため、価格は安くはありません。(同じ価格で郊外の70㎡が買えてしまう値段)投資用ではなく完全実需(自分が住むために購入する)の物件です。さすがに現金では買えないので35年の住宅ローンを組みます。ローン減税は対象外です。

購入までの経緯:①資産運用

もともとこんなに早く買う予定はなく、20代前半は資産運用をしながら賃貸暮らしをして、結婚とかのライフイベントを迎えたときに買おうかな〜みたいなプランでした。

余剰金の使い道を考えていたときに、現金で持っているのが一番無駄だって事はわかっていたので、無難にNISAiDeCoを始めようとしていました。

購入は長期的なライフプランについて考えたとき、月々の出費の大幅を閉める「家賃」が気になったのがきっかけです。現に普段接客しているお客様の約9割は同じ入り口から来場されてます。

仮に都内1Kの相場が月々約8万、1年で96万、5年で480万。。。早ければ早いほど掛け捨てがないのは分かっていても、20代前半は生きるのに精一杯というか、年収も追いつかず、貯蓄も貯まらないのが現実です。ただ、普段お客様に話してることを自分の中に落とし込んだとき、「買える条件」が揃ったらすぐに買おうって気で働いていました。

「買える状態」って?:①自己資金

家を買うための条件は大きく分けて「自己資金」「年収」の2つ。これが買いたい物件に対して土台に乗るかどうかが大切です。

まず「自己資金」ですが、家の購入は賃貸の契約とは少し違っていて、以下の諸費用が必ずかかってきます。

①印紙代1万円と2万円(売買契約書とローン契約に必要)
②ローン手数料(借入金額の2.2%が平均。例:4000万だと88万円)
③登記費用(金額は立地や広さによる)
④税金(不動産取得税や固定資産税)
⑤修繕積立基金・管理組合準備金(新築マンションの場合)
ざっと合計200万くらいかかります。

こちらの諸費用が引き渡しまでに用意できればOK
コロナの影響もあり、飲み会や旅行に出かける頻度が少なかったことで余剰金がスムーズに貯まりました。

「買える状態」って?:②年収

次に「年収」ですが、住宅ローンを組む場合、「返済比率」というものに応じて銀行が借入可能額を決めていて、返済比率は原則最大で35%と言われています。年収の35%なら生活に支障はないだろうと判断しているみたいです。


あと分かりやすいのは年収の7倍までが住宅ローンを組む金額とかってよく言われています。自分が今どの位組めるのか、ざっと計算してみると分かりやすいかもしれません。

毎日のように電卓を叩いてお客様の事前審査なり資金提案をしていたので、自分の担当物件がどのくらいの年収なら購入の土台に乗るのかはある程度把握をしていたのですが、

去年の9月頃からあり得ないくらい多忙な日々を送っていたおかげで、年収が今年の4月に追いつきました。条件が揃ったので購入に至りました。頑張ってよかった。

購入に至った経緯:②継続性

買える条件が整ったからといい、スパッと購入できるかというと微妙なところがあります。この先収入が下がったらどうする…?働けなくなったら…?などなど、お客様と同じように考えました。

後押しとなったのは「継続性」です。今の仕事は正直自分に合っていると思っていて、人間関係も恵まれているのでしばらくは続けると丸一年働いて思えたので、安定した収入に関しては問題は無いと判断しました。

あとは、会社の福利厚生で持ち家手当が支給されるので、この先数年間はローンの支払いに困る事はないし、そもそも無理した支払いでローンは組んでいないのでこちらもクリア。

※実需とはいえ、10年後に売却する予定で購入しています。都内の立地条件が良ければ、値崩れなく売却が見込めるし、仮にずっと独身だったとしたら住み続けることもできるので、複数の選択肢を残しておけるのは心強いです。

終わりに

今回は私自身の購入談をお話ししましたが、これまで何件も相談を受けてきた立場であるからこそ、現実こんなにスパッと決めれたのは稀なことだと感じています。

人の人生を預かる仕事をしている実感があるし、年齢も金銭感覚も人それぞれの中で、購入に踏み切れなかった人もたくさん見てきました。1つ1つの不安を一緒に解消して購入の後押しをできたこともあります。

今後もし機会があれば、今日紹介しきれなかったローンの話やライフプランの話をシェアしていければなあと思っています。
ご質問などあればお気軽に!

今日はここまで!明日からまた仕事頑張るぞ〜!
最後までお読みいただきありがとうございました!




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