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ガーデナー便り(9月号)

皆さん、こんにちは。
佐倉ばら会「ガーデナー便り(9月号)」をお届けします。


9月は長月ともいわれ、由来は秋も深まり夜が長くなってくる頃、「夜長月」との説と言われています。彼岸を過ぎると日が少しずつ短くなり、朝夕涼しさを感じられるようになります。秋の気配を感じられるとはいえ、ここ数年、日中はまだまだ残暑が厳しい日もあります。人も、ばらも夏の疲れが出るころです。体調管理やバラの管理に気配りが必要です。

さて、花後に挿し木した苗も、大分育ってきている事と思います。


挿し木した苗の鉢への植え替えと用土・苗の充実


・前に鉢上げした苗を、5号位の鉢に植え替えてあげます。
・鉢替えの用土は、鉢上げした時と同様の用土を使用します。
・新芽の先に蕾が付いたら、摘み取り、寒さが来る前までに苗を充実させます。


バラの苗「大苗」と「新苗」とは


バラの苗には、「大苗」と「新苗」があり、大苗は前年の冬に接ぎ木し、1年間培養した苗です。新苗は冬に接ぎ木をして春に出荷する苗の事です。大苗は9月下旬から3月頃まで出回ります。苗の選び方は、堅く太い枝が1本以上あるものか、枝が少し細くても堅い枝がある苗で、樹皮が寒さで赤紫に変化した苗を選ぶとよいです。もうひとつ大事なことは、根元の接ぎ木のところがしっかりしている苗を選ぶようにします。

庭に植え付ける場合は、9月下旬から10月頃にします。そうすると寒さが来る前に根を張り、育ちます。新芽が伸びてきたらそのまま伸ばし、充実させます。


苗の多くは鉢植えで出回りますが、裸苗といって水苔などで根を巻き袋詰めしたものも出回ります。(主に冬の休眠期)その場合は、根がしおれている場合があるので、植え付け前にはバケツなどに水を入れ裸苗をつけて十分水を吸わせてから植え付けます。植え付けは年内に済ませます。

来年の春に咲くバラを楽しみに管理していきましょう。

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