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生成AIによる解答例の検証

戯れに生成AIを利用して医学部「小論文」の解答例を生成させてみました。以下に<ChatDPT>と<Bard>の「生成物」を掲載しました。これらを比較してみると、いろいろなことが見えてきます。何が見えてきたか?それくらいは…うちら人間が考えないとね🤣

生成AIに対するお題です。ある大学・医学部の小論文試験の出題です。
 「権利と義務」について800字程度で論じてください
これに対する生成AIの解答例です。

<ChatDPT>
 権利と義務は社会において重要な二つの概念です。権利とは、個人や集団が持つ正当な利益や自由を保護するための要求であり、一方で義務は他者や社会に対して負うべき責任や義務を指します。これらの二つの要素は、バランスが取れることによって健全な社会を構築する上で不可欠なものと言えます。
 まず、権利について考えてみましょう。権利は、個人の尊厳を保護し、自由を享受するための基本的な要素です。これには、表現の自由、信教の自由、教育の機会、プライバシーの権利などが含まれます。権利は個人の人間としての尊厳を尊重し、他者からの不当な干渉を防ぐために重要です。また、権利は個人の成長や創造性を促進し、社会全体の繁栄に寄与します。
 しかし、権利は必ずしも無制限ではありません。権利の行使は他者の権利や社会の安全を侵害してはならず、一定の制約を受けることもあります。この制約は、他の人々の権利とのバランスを取るために必要です。例えば、表現の自由は他者を誹謗中傷するために乱用されるべきではありません。権利の行使には責任が伴い、他者との共存を尊重する姿勢が求められます。
 一方で、義務も同様に重要な役割を果たします。義務は社会の維持と発展に不可欠であり、他者や共同体に対して責任を果たすことを意味します。例えば、法を守ること、他人の助けを求める人に援助すること、公共の福祉に貢献することなどが義務の一例です。義務を果たすことによって、社会全体がより安定し、信頼と協力の文化が醸成されます。
 権利と義務は相互に関連しており、バランスが重要です。権利だけが強調されると、利己主義や他者を無視する態度が生まれ、社会的な分断や対立が生じる可能性があります。一方で、義務だけが強調されると、個人の自由や創造性が抑制され、個々の成長が妨げられるおそれがあります。
 よりよい社会を構築するためには、個人の権利を尊重しつつ、社会的な義務を果たすことが求められます。政府や法律の枠組みは、権利と義務のバランスを取るための基盤を提供しますが、それだけでなく、個人の倫理と道徳的な判断も重要です。相互の尊重と理解に基づく社会が築かれれば、権利と義務の調和を実現し、より持続可能で豊かな社会を築くことができるでしょう。(929字)

作成:ChatDPT

<Bard>
 権利と義務とは、表裏一体の関係にあります。権利とは、何をすることができるかという自由であり、義務とは、何をしなければならないかという責任です。権利を享受するためには、義務を果たさなければなりません。逆に、義務を果たすことで、権利を獲得することができます。
 権利と義務は、社会の秩序を維持するために不可欠です。権利がなければ、人々は自由に行動することができず、社会は混乱に陥ります。義務がなければ、人々は社会に貢献することができず、社会は成り立ちません。
 権利と義務は、個人と社会の両方に関係しています。個人は、権利を享受することで、自由に行動することができ、社会に貢献することができます。社会は、義務を果たすことで、秩序を維持し、個人の権利を守ることができます。
 権利と義務は、相互に関連しています。権利を享受するためには、義務を果たさなければなりません。逆に、義務を果たすことで、権利を獲得することができます。権利と義務は、個人と社会の両方の幸福のために不可欠です。
 権利と義務には、様々な種類があります。例えば、人権、自由権、社会権、経済権、文化権などがあります。人権とは、すべての人が生まれながらにして持っている権利です。自由権とは、自由に行動することができる権利です。社会権とは、社会の参加と福祉に必要な権利です。経済権とは、財産を所有し、自由に利用することができる権利です。文化権とは、文化活動に参加する権利です。
 権利と義務は、時代によって変化します。例えば、かつては、女性は選挙権を認められていませんでしたが、現在では、すべての女性が選挙権を有しています。これは、時代の変化とともに、権利と義務に対する認識が変化したためです。
 権利と義務は、私たちの生活に密接に関わっています。私たちは、権利を享受しながら、義務を果たすことで、より良い社会を築くことができます。(782字)

作成:Bard

やっぱ生成AIは文章が上手いですねえ。人間みたいに囚われがないからです。囚われがあると内容や表現の取捨選択に悩み、気をつけないと冗長な文章になってしまいます。しかし、そこに、その人の感情や人間らしさがあるのかもしれませんね。余談ですが、ボクはという感じをよく使います。人が□(枠)に閉じ込められているという趣旨です。枠の外に飛び出して、もっと自由に考えたり、行動したりしたいよね…って、生徒さんや自分自身に語りかけます。

時には、切り口としての□(枠)は、文章や語りをシャープにすることがあります。そこで、以下のように切り口を与えて、出題した医学部に合わせて文章がシャープになるように問いかけてみました。
 医学・医療における「権利と義務」について800字程度で論じてください
その結果は…

<ChatGPT>
医学・医療においても「権利と義務」の考え方が非常に重要です。患者や医療従事者、社会全体の利益を考慮したバランスの取れたアプローチが求められます。
まず、患者の権利について考えましょう。患者は医療サービスの受益者であり、健康や尊厳を保護される権利を有しています。患者の権利には、情報の適切な提供、意思決定への参加、プライバシーの尊重などが含まれます。医療従事者は患者の利益を最優先に考え、適切な治療を提供する責任があります。患者の意見や選択を尊重し、共有の意思決定を行うことが重要です。
しかし、患者の権利には制約も存在します。例えば、治療法を選択する際に患者がリスクや利益を理解し判断を誤る場合があります。こうした場合、医療従事者は患者に対して適切な情報提供や助言を行う義務があります。また、患者の意思が明確でない場合や判断能力が制限されている場合は、家族や法定代理人との連携が必要になります。
一方で、医療従事者にも権利と義務があります。医療従事者は専門的な知識とスキルを持ち、患者の健康を最善の方法で促進する責任があります。医師は患者に対して誠実で適切な診断と治療を提供し、看護師や医療技術者も同様に安全で質の高いケアを提供することが求められます。医療従事者は個々の患者に対して公平で偏見のないアプローチを持つ必要があります。
医療従事者にとっての義務には、継続的な専門的な成長と情報の更新も含まれます。医学の進歩は速いため、最新の知識と技術を取り入れることが必要です。さらに、医療従事者は倫理的な判断を行い、利益相反や患者の安全を最優先に考えるべきです。患者の信頼を得るためにも、誠実さと透明性が重要です。
社会全体にとっても医療に関する権利と義務が存在します。政府や法制度は医療の質を向上させ、アクセスを平等に保つための枠組みを整備する責任があります。また、社会全体で健康意識を高め、予防医療の重要性を理解することも重要です。
総括すると、医学・医療においては患者、医療従事者、社会全体の権利と義務をバランス良く考慮することが必要です。患者の尊厳と健康を尊重し、適切な治療と情報提供を行うことが求められます。医療従事者はプロフェッショナリズムと倫理を持ち、患者の信頼を築くことが重要です。そして、政府や社会全体も健康に関する権利を保護し、公平で効果的な医療サービスを提供するために努力することが求められます。

作成:ChatGPT

〈Bard〉
医学・医療における「権利と義務」とは、患者と医療従事者の間に存在する相互の権利と義務です。患者は、医療を受ける権利、自己決定権、プライバシー権、安全な医療を受ける権利などを持っています。医療従事者は、患者に適切な医療を提供すること、患者の安全を守ること、患者のプライバシーを守ることなど義務を負っています。
患者の権利には、以下のようなものがあります。医療を受ける権利
・自己決定権
・プライバシー権
・安全な医療を受ける権利
・苦痛の緩和を受ける権利
・情報の提供を受ける権利
・苦情の申し立てをする権利
医療従事者の義務には、以下のようなものがあります。患者に適切な医療を提供すること
・患者の安全を守ること
・患者のプライバシーを守ること
・患者に必要な情報を提供すること
・患者の苦情に応じること
・患者の尊厳を尊重すること
患者と医療従事者の間で、権利と義務を理解し、尊重することは、安全で質の高い医療を実現するために重要です。
以下に、医学・医療における「権利と義務」を具体的に説明します。
・医療を受ける権利
患者は、健康を害している場合、医療を受ける権利があります。この権利は、健康保険制度によって保障されています。
・自己決定権
患者は、自分の健康について、自己決定権を持っています。これは、医療を受けるかどうか、どのような治療を受けるかを自分で決める権利です。医療従事者は、患者の自己決定権を尊重しなければなりません。
・プライバシー権
患者は、自分の健康状態や治療に関する情報を、他人に知られたくないというプライバシー権を持っています。医療従事者は、患者のプライバシー権を尊重しなければなりません。
・安全な医療を受ける権利
患者は、安全な医療を受ける権利を持っています。これは、医療従事者が、医療の提供に際して、患者の安全を最優先にするという義務を負っています。
・苦痛の緩和を受ける権利
患者は、苦痛を緩和される権利を持っています。これは、医療従事者が、患者の苦痛を軽減するために、必要な治療を行うという義務を負っています。
・情報の提供を受ける権利
患者は、自分の健康状態や治療に関する情報を、医療従事者から十分に説明を受ける権利を持っています。医療従事者は、患者に分かりやすく、正確な情報を提供する必要があります。
・苦情の申し立てをする権利
患者は、医療従事者や医療機関に対して、苦情を申し立てることができます。医療従事者や医療機関は、患者からの苦情に真摯に対応する必要があります。
・患者の尊厳を尊重する義務
医療従事者は、患者の尊厳を尊重する義務を負っています。これは、患者を差別したり、虐待したりしないという義務です。
患者と医療従事者の間で、権利と義務を理解し、尊重することは、安全で質の高い医療を実現するために重要です。

作成:Bard

Bardさん…もう少しがんばりましょうね。箇条書きが基本で文章になっていません💦レジュメと論文は違います💦どこがどのように違うかわかりますか?などなど、ツッコミどころが満載です🤣でも、まだ開発途上だから今後に期待しています😊

もちろん、がんばっているChatDPTさんにも「不足」があります。いったい、それは何でしょうか?

この問いに対しても秒で答えを出すのではなく、「ああでもない」「こうでもない」と考えること、できれば周囲の人たちとともに考えること、それが人間としての「わたし」の仕事なのかもしれません😊って考えると、「主体的・対話的で深い学び」を目標に掲げた文部科学省の先見の明がわかるかも…

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