出産したお母さんたちからの言葉

出産後に自分が出産に関わったお母さんたちには必ず挨拶に行く。
自分の勤務帯で生まれなかったとしても、次出勤した時に生まれてたら、おめでとうございますと感謝を伝えにいく。

望まない出産であったときは、お疲れ様ですと感謝を伝えにいく。

昨日も挨拶に行った。
「助産師さんってほんとすごい仕事ですね、みんなとても優しいし本当にありがとうございました。なんとか乗り越えられました。いっとき、部屋の向かい側の方がお産すすんで声とか大変そうなの聞いてひよったときあったけど、陣痛長かったけどみなさんのおかげで頑張れました、気にかけてくれてありがとうございます」と言葉をいただいた。本当にこの通りに言っていた。自分の心に響いた言葉ってまるまる綺麗に覚えているものですね。

このお母さんは出産の時の出血が1000ml近く。挨拶に行ったときは出産後2時間が経つ前で、出血の多さから、顔が白くなっていたけどとてもいい表情をしていた。あの笑顔も素敵だったなあ。

私の仕事は、感謝を伝えられることが多い仕事だと思う。実際のところそれ以上の感謝を伝えたいと私は思う。大見出しが付くほどの人生の1ページの瞬間に私の存在が残されるのだから。

私の母は、私が助産学校に進学することが決まった時から何度も何度も私が生まれた時の話をしてくる。もう何回も聞いたって。って思っているけどその時には助産師さんが助産師さんがっていつも言う。医師じゃなくて助産師さんがって。これほど助産師の存在は大きく残るのだと気付かされた。

私の中で1番大事にしたいことは、お母さんが満足のいく出産をすること。安全が第一優先だけど、人間だからこそできる支え合う、想い合う、助け合う、人間の本能的本質を存分に機能させてサポートすること。

私の関わらせていただいた全てのお母さんと赤ちゃんと家族に感謝!!!

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