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◎アニメ『ヒロインたるもの!』

きっかけは私が尊敬している、白倉あやさんのストーリー。

彼女の最近の趣味は「ヒットソング分析」らしい。
彼女いわく、「ヒットソングはリスナーが根底に抱く欲求を反映しているものだから、Z世代の根底欲求や流行を知れる気がする」。

確かに。
昨今はTikTokで流行った曲がそのままヒットソングになっているという認識を漠然と抱いていたが深く考えたことはなかった。けれど歌詞を知る・背景知識を理解することは、今の世代が何を感じて、どう心に響いているかを知る有効な手がかりになるのだと教えてもらった。

という訳で早速「可愛くてごめん」を分析。

①音楽のみ(軽く聞き流す程度で聴き込んでいない状態)
②PVを観つつ、コメント欄を読んだ状態
③歌詞をしっかり読み込む
④アニメ『ヒロインたるもの!』視聴後に、改めてPVを観て
⑤コミカライズ『可愛くてごめん』分冊版(LINEマンガ)10話まで読んで

この5段階で分析していったが、今回はアニメを視聴した感想なので、この話はまた今度。

大分寄り道したけれど、本題の『ヒロインたるもの!』について。

内容としては、主人公であるヒヨコが、高校で偶然同じクラスになったアイドルグループ「Lip×Lip」の2人のマネージャー見習いとして奮闘する話。

正直内容としては、最初は「やな奴!」って思っていた彼らが不意に優しくするとか、距離感の近さに嫉妬したファンが嫌がらせをして炎上するとか、結果マネージャー見習いを一時は辞めるけれど彼らの助力あって再開させるとか…。
所謂王道な展開が多いので、意外性や新鮮味は欠ける。

ただ結局ヒロインとアイドル、どちらかをくっ付けて終わらせるという話ではなかったので、そこは当初の予想とは少しズレたかなという印象。
けれど作中にアイドルの2人がヒヨコにときめいているシーンはないし、ヒヨコ自身も2人の顔面の強さに赤面しているだけで恋愛感情がある描写はなかったから、もしかしたらくっつかないのか?と思いつつ視聴していた。

やっぱり肝はちゅーたん(可愛くてごめんの主人公)だが、作中で沢山出てきた訳ではない。
ただ、「可愛くてごめん」のPVを深く観る上で、本作はとても必要だった。
細かく見てみると、3人のプリクラだったり、初見では分からなかったウサギだったり、ちゅーたんと一緒にナンパされていたのは樹里ちゃんだったり。

「可愛くてごめん」以外にも「ロメオ」や「ジュリエッタ」は聞いた事があって、とても耳馴染みが良い曲だから、そこも魅力の1つ。

アニメ本編というよりも、そこから派生されたキャラを押しているイメージ。
ボカロの鏡音リン・レンの「悪ノ召使」を思い出された。まさか初音ミクがその後、凄まじい勢いで人気を博していくとは思わず…。

話は逸れたけれど、『ヒロインたるもの!』を観た後で聴く「可愛くてごめん」は、視聴前とは違う面白さがあって、そういう意味でおすすめ。

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