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「#カミマチ」パントマイムの話

「#カミマチ」ではパントマイム回りの提案とかもさせてもらいました。そういうお話。



色々なことのそもそもの経緯ですが、「ストレートプレイやりたいな」と思った私が、マイムのレッスンでご一緒していた、六月族メンバーのれいみ氏にそれを話したのがきっかけでした。高校の演劇部以来10年近く舞台上で喋ってないんですけど、大丈夫ですかね〜とかいいつつ、主宰の添田氏と顔合わせ。なんでも無言劇や、道化の要素を入れた舞台をやりたいとか。
自分が挑戦したいことをしながら、今まで作ってきた強みでも取り立ててもらえるなんて。機会に恵まれました。

今回のフライヤー


基本的にマイムを演じるのはほぼ少年(私)なので、少年の演技の中で演出意図とのすり合わせが出来れば終わり。
……ではありましたが、ちょこちょこと演技を足したり、師匠(れいみさん)とのシーンの流れを作ったり、スローモーションとかのアドバイスをしたりさせてもらいました。


少年のト書きは

「パントマイムをする弟」
「台詞の裏でパントマイムは続く」
「声は発さないが身振り手振りを交えて〜」

と、いう感じで要所要所にマイムが散りばめられていました。細かな内容は「どういう背景でこのシーンにつながってますか〜」と演出の添田さんに確認して私から提案したり、添田さんから「こういう情景ってマイムで表現できないかな」と相談を頂いたりしながら詰めていきました。

構成は、ストレートプレイを見に来た(普段マイムを見慣れない)方にも伝わる定形的な題材をなるべく使いながら、台詞よりうるさくならないように……とか、色々考えて仕上げました。
その上で少年を取り巻く環境や、彼の懐事情()によってもなるべく意味のあるものになっています。

例えば、少年放浪中の大道芸はロープに引っ張られて右往左往するし、孤独なピエロのシーンは壁に閉じ込められて出られないなど。
あと作中「パントマイムを演じる」演技が初登場したシーンと、最後に演じたシーンは両方とも風船のマイムだったりします。鳥や綱渡りに心奪われていた少年にはふわふわ漂う風船は魅力的なアイテムだったかも。

人形振りについては「知らない人には伝わらないかも……」「でもれいみさんに人形やってほしいしな……」と実は迷っていたのですが、蓋を開ければ少年の台詞に「人形のふりをしてみたんです!」なんて出てきたりしたので、ドドン!とからくり人形・操り人形共に登板となりました。

こうして思わぬところでれいみさんとの操り人形のパッケージが一本できあがりました\パチパチ/

そんなこんなで、他の人が作ったストーリーに演技をつけたり他の人の演技を考えたり、というのはそれほど経験がなかったので、なかなかな意欲作になったかと思います。
自己満足でないといいのですが。







そういうオーダーもお待ちしてます(小声)

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