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備中松山城

今週の週末ドライブは岡山県まで行ってきました🚗³₃向かうは高梁市の備中松山城。
朝から曇り空だとは思っていましたが、走っている最中に小雨が降ってきました…

備中松山城は現存する天守の中で最も標高が高いお城ということで、当然山を登って向かいます。お城まであと30分という場所まで来て、突然の雨。このまま山に向かうか悩んでいたところに道の駅の看板を見つけました。

道の駅やかげ
一旦ここでどうするか考えようと車を停めました。道の駅に入ってみるとなんともオシャレな建物。ホテルのロビーのように受付と綺麗なソファがあり、一般的な道の駅とは様子が違います。道の駅で名産品を買うのが好きなのですが、ここには商品が置かれていない様子…なんとお土産なんかは周りのお店に直接訪れて買うスタイルのようです՞・֊・՞

斬新なスタイルに驚きましたが、いい取り組みだなと思いました。旧山陽道沿いにはお店が立ち並んでいるので、観光しながら買い物をするような感じです。飯屋や雑貨屋の建ち並ぶ中を歩いていくと、一際目立つ歴史的価値の高そうな建物が現れます。これが本陣、石井家住宅です。

旧矢掛御本陣 石井家住宅

この住宅の前の道は旧山陽道、つまり江戸時代に参勤交代で使用されていた大きな道だったわけです。そして本陣はお殿様や幕府関係者が宿泊する最高級ホテルでした。
まずとにかく広い。宿泊部分と、酒蔵と、居住区合わせて約1000坪にもなるそうです。井戸が複数あったり広い炊事場があったり見どころたくさんです。
そして特に宿泊部分では高い建築技術が見られます。畳張りの縁側や、細かい装飾の施された欄間、障子、襖、長い一本の木から取られた梁や、湾曲するように作られた屋根など、殿様や幕府関係者に見合う高級な建造物になっています。

玄関門の直線でなく湾曲した屋根など、細かいところに高い技術が使われていて、最高級宿の風格が窺えます。
御上段の間、お殿様や篤姫など一番偉い人が過ごされた部屋。欄間や障子まで細かく作り込まれている。
岡山の嵐山を望める優雅な中庭。梁は一本の巨木から取られているようです。

参勤交代には多くの人が動員されますが、本陣に泊まることが出来るのは身分の高いひと握りの人達だけで、残りは脇本陣や周りの民家に泊まるそうです。本陣には篤姫もお泊まりになられて、柚べしを爆買いされたそうです。脇本陣まではまわれなかったので、また行きたいところです🍊

矢掛でゆっくりしていたら雨がやみまして、当初の予定通り松山城に向かいました。案内に従って進んでいくと、どんどん細い山道に入っていきます。案内の看板があるので迷うことはありませんが、この道を進むの??と一瞬不安になりました。
乗用車は一旦駐車場に停め、城下まではバスで向かいます。バスを降りてからさらに20分ほど登ると、大手門が現れます。流石最高峰の山城だけあってめちゃ登ります。山道の遊歩道の他にアスファルトの道もあり、杖も用意されているので、比較的登りやすかったです。

これでも石垣より下の景色です。
石垣も厳つい

頂上ではなんとねこ城主がお出迎え🐈
さんじゅーろーくんです。寒いと事務所の中に帰ってしまうようで、見られてラッキーでした🤞めちゃくちゃかわいい、ねこちゃんを見るためだけにまた行きたい。駐車場の売店にはさんじゅーろーの饅頭も売っててかなりかわいいです。夢中になりすぎて天守閣の写真撮り忘れました。

さんじゅーろー🐈

天守は2階建ながらも城自体が高い場所にあるので街を見下ろせます。囲炉裏があったり居室があったり、厳しい環境の中で長期立て篭もることができるような作りになっていたそうです。2階には御社檀があり、宝剣など神様が祀られていたそうです。展示の方は当時の瓦や補修工事の詳細、そして岡山の高梁市にあるのになぜ松山城という名前なのか?などの解説もあります。ストーリーを読んでいくと天守が破壊されることなく残ったのが本当によかったなと。気になる方はぜひ訪れてみてください。

御社檀
お城に囲炉裏は初めて見ました

帰りは福山のSAに寄ってチーズケーキを買った記憶です。毎週肥えていく。楽しいのでオールオッケーです。めちゃくちゃ楽しかったんですが、広島から岡山は流石に遠いし、移動時間が長いせいで観光地を回る時間が少なくなってしまうのが悲しいところ。頻繁には行けないけれど、たまに足を伸ばすのはとても楽しいな〜って感じです。次は津山行きたい!

おわり

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