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ラヴズオンリーユーのお話

現役で1番好きだし下手したらこの先1番好きな馬かもしれない。一口とかじゃないけど。
ちょっと気が強そうな顔も好き。ということで、つらつら書いていくだけ。

【新馬戦 1着】
血統を見て「あぁ、リアルスティールの妹か。ディープ×ストームキャットだし走るかも」と興味を持った馬でしたね。数年前に応援していたキズナやラキシスと同じだから余計に目を惹いたのかもしれない。その後もちょこちょこ情報を見てラヴズオンリーユーって名前になったことを知りました。
まだ興味がある程度だったので、新馬戦の事を知ったのは走った後の事。「そういえば……」と調べたら勝ち上がっていましたね。

【白菊賞 1着】
ちゃんとラヴズの走るレースを調べた上で見てましたね。なので、同日のジャパンカップ並みのメインレースでした。内容は大外回しながらの快勝に「これはオークス行けるんじゃ…」って感じるものがありました。素人のただの直感だけど。
でも、この白菊賞から2年経っても、1勝クラスや2勝クラスでGI級だと思う馬のレースには巡り合えていないし、ガチのマジで天啓か何かだったと思う。

【忘れな草賞 1着】
冬からここまでフレグモーネでお休み、そのためオークス出走のためには1着が必須となるレースでした。グリチャ契約していない民だったので、わざわざ福島競馬場のターフビジョンまで見に行きましたね。
結果は楽勝って感じで、とにかく安心しました。そして、期待が確信に変わった一戦でもあった。なので、同日の桜花賞は「まあ、オークス馬はこの中にいないんだけどな」と謎の立場で見てました。
ちなみに桜花賞の本命はダノンファンタジーでした。

【オークス 1着】
これは東京競馬場まで見に行った。パドック撮るためにデジカメも買った。今だって覚えているレースだし、何回も擦って見ている。オークスの週にラヴズの記事が出てくるのを見るだけでも楽しみが増して行ったな。

ここは初輸送、初の東京、相手は一気に強化、体重の増減はなんとか無し。正直言って不安要素がかなりあるレースで、始まる前は「無事に回ってきてくれれば…」と思っていたんだけど、ファンファーレ聴いたら「やっぱり勝って欲しいな」って気持ちになってきて、徐々にオレンジの帽子が加速してきた直線は咄嗟に声が出ました。本当に楽しかったし、嬉しかった。競馬の面白さを改めて実感できた日だった。

それにしたって我ながら勝つかもどうか分からんお馬さんのためによく東京競馬場まで行ったなと今でも思う。そして、この馬を4倍ながらも1番人気にする競馬ファンは上手いわ。単勝1点勝負でも良かったな。

【秋華賞 回避】
ケガっていうかミス?
秋競馬の楽しみが半分無くなりましたね。「はぁ~~…」って感じ。
レースの方はクロノとカレンからシャドウディーヴァへ厚く買っていたのでめっちゃ落ち込んだ。しかも3着のシゲピンと和田さんは4角で他の馬ふっ飛ばしてまで追い込んできたし。

【19年エリザベス女王杯 3着】
5月から季節は変わって11月。秋華賞をケガで回避したのもあって半年ぶりのレースとなりました。でも、やれると思った。3歳でハンデもあるし、今回は関東圏への輸送が無い京都競馬場だから。
レースはこれまでとは違い、前目に付ける形でした。向かう直線は内から強襲したラッキーライラックが1着、逃げ粘ったクロコスミアが2着。ラヴズオンリーユーは3歳馬で最先着したものの3着。
福島競馬場で中継を見ていたんですけど、もうすぐさま帰っちゃいましたね。勝ったラッキーライラックがターフビジョンに映されるのにも目を向けず。なんで私が悔しいのか分からないけど悔しかった。
終わった後にレース映像何回も見て、どうしたら勝てたのか考えてみたけど全く答えが出なかったですね。最後寄れちゃっていたし。
大体、残り150~100mくらいになると「あ~ここはこの馬で決まりかな」ってなるんですけど、このレースに限ってはずっと勝てると思って応援していました。

【ドバイシーマクラシック 開催中止】
しゃーない。

【ヴィクトリアマイル 7着】
2200mや2400mで好走した馬が1600mへの距離短縮ですよ。
ここは適性の範囲外。しかも海外からの帰り。負けても仕方なし。もうちょい見せ場あっても良かったと思うけど、進路も無かったしね。
ちなみに軸で買いました。現役で1番よく分かっているはずの馬なのになんで買ったの?

【鳴尾記念 2着】
輸送無し、体重増、1度レースを使って休み明けではない、勝った経験のある阪神2000mコース。相手関係を見ても負けられない一戦だった。

テレビの前でめちゃくちゃ応援してた。「頑張れ!!頑張って!!行ける!もう少し!!頑張れ!!!」って。マジか。
ゴール前、内で粘るパフォーマプロミスとは大接戦。写真判定の末に残念ながらパフォーマプロミスの首が前に出て、ラヴズの首が引いたところがゴールでした。

私も見ていてどちらが前か分からなかった。でも勢い的にはラヴズの方だったから「行ったでしょ!差した!……え、差したよな?」みたいな。で、スロー映像で見たら僅かにパフォーマが前なんですよね。僅かなハナ差。その瞬間「あ“あ”あ“あ”あ“あ”あ“………負けちゃった…」って。でも、楽しかった。馬券を買っているからもあるけど、それ以上に好きだから応援する。なんなら競り合っていた相手の馬がパフォーマプロミスだと知ったのはレースの後だったくらいにラヴズの事しか見てなかった。
矢作調教師も「あそこで抜かせないって事はまだ完調じゃないんだろう」って言ってたからポテンシャルの高さをポジティブに感じてた覚えがある。
ちなみに馬券はラヴズ→パフォーマの馬単を500円買ってた気する。裏は買ってません。

【府中牝馬ステークス 5着】
週末の雨予報を見て「うーわ、マジかよ」ってなってましたね。
ただ、春と比べて状態は良いみたいだし期待はしていた。馬場状態悪いし、血統的に舞台相性は良いけれども実際は2000m以上の方が向いているよなと思いつつも、馬券内は堅いとだろうとね。当日馬体重は+12kgで輸送減りもしていなかったし。
ちなみにここは買いじゃないと思いながらも頭から3連単買ってました。

結果は5着。

あれ、負けすぎじゃね?
ちょっと位置取りが前過ぎたよ、馬場状態も悪かった。でも、思ったより見せ場なかった。着外の馬の中では上がり最速だったけど、でもなぁ…。
オークスみたいにもう少し構えて差す競馬が見たかったけど、それで差し切れたかも怪しい。ケチ付けられる敗因は位置取り、距離、馬場、馬自身。かなりあるけど1番はどれなんだろうって分からなかった。唯一、分かっていたのは力負けではないことだけだった。

【エリザベス女王杯 3着】
府中牝馬は買いじゃなくてこっちが買い。頭まであると本気で思っていたよ。

なんては言うけども、もうそれが贔屓目なのかちゃんと客観視した上での確信なのか分からないんだよね。本当に分からないのよ。いやー、困った。

直線はあると思った。ラッキーライラックが早仕掛けした以上、その分溜めた脚で差し切るしかない状況だったけど、届くと思っていた。前に壁も無いし、絶好のポジション。上がって来た時はオークスのあの脚を思い出したよ。ただ、坂で失速してしまって捕らえられず、サラキアに差されての3着。
勝負の分かれ目は明らかでラッキーが動いたところ。あそこで付いていければ良かったんだけれど、モタついてしまったため直線に賭けるしか無くなってしまった。
でも、内容としては十分で満足でした。今年、ようやくこの馬本来の力を見る事ができたレース。

矢作調教師もこの時は「現時点で85~90点。あとは本番までどれだけ仕上げられるか」と言っていましたし、あと少しなのかなと思います。仮に馬郡に沈む負け方をしていたなら、それはもう力が足りていない状況にあると結論付けるしか無かったから良い走りが見られて良かった。

次走⇒有馬記念
1番向いている舞台は間違いなくジャパンカップなんだよ。でも、この距離延長自体は決してマイナス要素ではない。ワンチャンスさえあると思ってる。
ここでどれだけ走れるかで来秋、エリ女使うかジャパンカップ使うかが決まる気もするから頑張って欲しいね。


ということで、引退した後に書くとめっちゃ長くなりそうだから一旦まとめておきました。
有馬記念の後に書こうかとも思ったけど「復調を見せて挑む古馬王道!その結果はいかに……?」みたいな引きで終わるのもなかなか面白くない?どう?まあいいや。

近頃は同期にどんどん泊が付いてきたけど、私はまだこの馬が4歳牝馬で1番強いと疑ってない。昨今の古馬王道で活躍する牝馬たちに値するようなポテンシャルは持ってる。
これは私の願望かもしれない。ただそれでも強いと信じて、競馬の面白さを教えてくれたこの馬を応援していたい。そんな風に思う。

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