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【櫻坂46】もう少しの優しい世界

2022年1月24日、櫻坂46の1期生である渡邉理佐さんが4thシングルの活動を持って卒業することが発表された。予想もつかない突然の発表で驚いたファンがほとんどだろう。
私は、欅坂46のデビュー頃から櫻坂46の現在まで、約6年以上も熱量を持って応援してきたため、当然1期生への思い入れは強く、卒業発表が訪れるたびに数日間は憂鬱な気分が続く。これは櫻坂46に限らず、どのアイドルグループでも、長く応援してきたファンは同じような感情になるのことに違いはないだろう。
このような卒業発表含め予想だにしない出来事が起きたとき、たちまちSNSではファンの感情が表れる。特に櫻坂46は改名を経て現在に至るなど、特殊な道を辿っているため、ファンによっても感情や思いは多様だと感じる。
そのような光景を何度も見てきた私だが、以前からもう少し優しい世界を築くことは出来ないのかと疑問を抱くシーンが多々ある。

ここでは、広い視野を持ち、もう少しの優しく愛のある世界を構築することは出来ないのか。そんな疑問を個人的な見解ではあるが考えていきたい。
とあるファンのひとりごと感覚で読んでいただけると嬉しい。


過度な懐古はグループのためになるのか

櫻坂46は2020年に欅坂46から改名し活動を開始した。ヒット曲の創出や東京ドーム公演を成功させたグループが改名するのは異例のことだ。そんな特殊な環境であるため、ファンのなかでも懐古や追憶に浸る人が多く存在していることは事実である。ましてや亡霊という言葉が頻繁に使われるようになるほどだ。もちろん、過去に思いを馳せることが悪いことではない。
しかし、懐古という行動が過激になることに良い影響は与えられないと考えている。
SNSを眺めていると、現在の櫻坂の活動に対して無理やりなかたちで欅坂の歴史を紐付けるもの、欅坂のメンバーと櫻坂のメンバーを比較するもの、「過去の記録は偉大だった」「過去のメンバーの才能は凄かった」などと主張を繰り返すもの。また、メンバーの卒業発表時において、「〇〇は終わった」「もうヲタ卒したけど〜」など、今を距離を置いている人が都合のいいときだけに現れ過去を激しく主張するなど、例を上げるとキリがない。
櫻坂から知ったファンや改名への認識が薄い層に過去の歴史を意地でも主張し、多くの人の心に残したいのだろうか。私にはその行動が理解し難い。そして何より、偉大さとか才能とか主張されるものではない。知る人ぞ知るものである。ファンであれば尚更、主張されなくとも知っていることである。


長く愛されるグループになるために

欅坂46は5年で歴史を終える結果となった。しかし、櫻坂46にはもっと長く続くグループになってほしい、永遠に名を刻んでほしいと願う人たちばかりだろう。願いや期待を実現するためには、過度な懐古はグループの成長に障壁を作ってしまうように感じている。

自説にはなるが、櫻坂1期生のアイドル寿命はそこまで長くないと考えている。次作の4thシングルは1期生にとっては通算12枚目シングルになる。そのため、櫻坂46で初めて作品に参加し、活動記録の少ない2期生が今後何年も櫻坂46の歴史を作り上げていく中心になるのは当然であろう。また、1期生の中には、これまで思うように活動出来なかった2期生に対して、中心に立って欲しいという思いが強いメンバー多くいるはず。その状況下で、懐古をすればするほど1期生の卒業は加速してしまうのではないかと考えている。1期生にとっては長く在籍すればするほど、作品として記録を残すことができる。しかし、いずれ近いうちに卒業したとき、過去を振り返るファンが多ければ多いほど、1期生は今後も櫻坂46を支えていく2期生に迷惑がかかってしまうという思いに至ってしまう可能性が十分に考えられる。そうなってしまうのならば早くグループを去る方が良い未来に繋がるかもしれない。それは1期生がもつ温かく優しい心が故に起きてしまいそうな行動だと私自身は考えている。

できるだけ長く在籍してほしい。そんな思いが届くように、過去ではなく、今をそして未来を日々応援し続けることがグループの成長に繋がるのではないかと私は思う。


どこかで誰かの物語は続いている

「推しメンが卒業した」「好きなグループではなくなった」それは、その人にとっての物語が終わりを告げる瞬間かもしれない。しかし、まだ物語を追いかけ続けている人がたくさんいることを忘れないでほしい。こらからもグループを支えていくメンバー、まだまだ熱量をもって応援しているファン、新たに櫻坂46に出会ったファンは今が物凄く楽しい時間を過ごしているに違いない。それぞれが希望と期待を背負いながら物語は続いている。
そんな理解がより深まることで、もう少し愛のある優しい世界が築けるのではないか、これが私の思いである。

ここまで読んでいただきありがとうございました。纏まりのある文章では無いですが、1人でも多くの人にこの思いが伝わっていると嬉しいです。




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