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「子どもにスマホを持たせるべきか否か」なの?

こんにちは。さくひとです。皆さんは任天堂DSをご存知ですか?2004年に発売されたこのニンテンドーDSは小学生を中心に大きなブームを巻き起こし、ベネッセホールディングスが行った2011年の調査によると小学生の保有率は89.2%にも上ったということです。私と同年代の方は小学生の頃持っていたのではないでしょうか。

ちょうど10年前、私が小学4,5年生の頃、例に漏れず私の小学校でもDSが流行り始めました。私も両親にねだってみたのですが、返事はNO。理由は「うちにはWiiがあるし、小型ゲーム機は成績を下げる原因になる」とのことでした。それで納得できるほど物分かりが良くなかった私は「みんな持ってるのに」という常套句で応戦。しかし「みんなって誰と誰と誰?それだけ?」と一刀両断。しかし仲の良かった5人のグループの中でDSを持っていないのは私だけ。みんなはカセットを交換して楽しそうにしているのに私は横からそれを覗くだけ。とても憂鬱な日々でした。今冷静に考えるとそんな気の遣えない子たちからは早々に離れるべきだったと思いますし、結局小学校5年生に上がったときにDSなしでも楽しく遊べる友人と出会えたのですが、小学生にとって学校は社会であり、そこで浮くということは死活問題でした。まあ多分そんなことは考えてなくてただみんなが持ってるから欲しかっただけなんでしょうけどね。3つ下の弟は小学校3年生ごろにお年玉からお金を抜いて自分でDSを買っていました。ばれて母からすんごい怒られていましたが、弟の気持ちが分かる私は彼の行動力に感心しました。

中学校に上がるとスマホが流行り始めます。私は電車通学をしていたので親との連絡用に子ども携帯を持たされていました。子ども携帯には5件しかアドレスの登録ができず、Eメールなどの機能は一切ついていませんでした。友人たちはメールやLINEで家に帰っても雑談を続けているのに...話題に置いていかれては困ると共用のタブレットをこっそり部屋に持ち込んで友人とLINEをしますが、そのタブレットもWi-Fiのないところでは全く使えません。外でみんながスマホをいじりだしたら、また小学校の時みたいにボーッとやり過ごすしかないか〜と思っていました。遊びに出かけた際に案の定スマホタイムに突入したのですが、友達のうちの1人が私が暇そうにしているのに気づいて話しかけてくれました。それ以来私はその友達が大好きですし、今でも連絡を取り合っています。私は彼女を見習って、友達といる時は電話以外で極力携帯をみないようにしています。こんなことを親世代に言うと当たり前だと言われますが、私たちは投稿するものもないのにInstagramを開いてしまうし、Twitterを巡回してしまう世代なんです。(違う人はごめんなさい)それを止めるには強い意志を持って自分を制するしかないのです。

DSやスマホを持ち得なかったからこそ出会えた友人がいますし、気づくことができた人間性があります。ただ、私にはそれらがなくて困ったり辛かったりした経験があるので易々と、ゲームやスマホは悪だ、子供に持たせるべきではない。と言うことはできません。小型ゲーム機(最近はSwitchとかかな?)はともかく、スマホはこれからの時代使いこなせなくては話にならないくらい私たちの生活に浸透してきていますが、人間は目新しいものを見つけると脇目も振らずそれに没頭してしまうことがあります。そんな時でも周りを気遣える広い視野と優しい心を私たち大人が育んであげるべきではないでしょうか。ってね。やっぱりお堅い文章を書いていたら大学のレポートみたいに最後うまいこと言って締めようとする癖が出ちゃったんですが少しでも共感していただけると嬉しいです。

終わり

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