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ダンスパフォーマンスと腰の関係性ーアイドルとしての道と、一人の女性としての人生は必ず両立されるべきである 毎日note neo #06 特集の金曜日 2024年9月6日付

心配していたことが、現実になってしまった感じである。

腰というのが本当に心配というか、これはアイドル生命はおろか、これから長く続く一人の女性としての人生にも影響があるかもしれない事象であって。


推しメン小田倉麗奈については、最初に腰の話を聞いたのは新参者だったと記憶しているから、8ヶ月は腰の爆弾と戦い続けてきたことになる。
その間にも、ずっとライブがあり、そして新曲やカップリングの振り入れがあって。

実はずっと、櫻坂のようなグループの命運を握っているのはこういう部分ではないかと考えていたところがある。あまりに根幹すぎて敢えて言及を避けてきたんだけれど、櫻坂のパフォーマンスを追求するあまり、メンバーの体調不良を促してしまったとき、どう対処するのかと。


私たちは、櫻坂のあの、なんとも言葉にできないほど惹きつけられるパフォーマンスがもっと観たいと願う。高めれば高めるほど、慣れというのは恐ろしいもので、さらに欲求は高くなる。メンバーもそれに答えようと努力する。必然的に、高難度なダンスや激しい体の動きを要求されるようになる。

そうなったときに、このグループに入る前はダンス未経験だった子たちが、そのケアのしかたをちゃんと知っているのかどうか、そして実践しているのかどうかはとても重要になる。

もちろん、二人がそれをしていなかったと、言うつもりなど毛頭ない。

ただ、いとははともかく、れいなはどうしてもダンス経験が浅い分、動きに無理がなかったかどうかがとても気になるところ。

一定期間の静養が必要、とのことではあるけれど、その期間は決して短くないかもしれない。
それほど腰が痛みなく動くということは、大切なことであることは言うまでもない。

かといって、体に負担をかけずにあのダンスパフォーマンスが完成するかというと、見る限り難しいのかもしれないなと素人目には感じることがある。

究極の二択。



そして、推しメンであろうがそうでなかろうが、総じて言えることは、櫻坂のメンバーとしての彼女たちが大切なのは言うまでもないけれど、もっともっと大切にしなければならないのは、一人の人間としての彼女たちの人生である。


櫻坂に在籍する期間がどのくらいかはわからないものの、人生八十年時代において、その期間はほんの一部に過ぎない。ということは、それ以降の人生の方が圧倒的に長く続いていくのである。
もし一生付き合っていなかければならない持病になったとしたら、何を優先するべきなのか。何を優先するのが正しいのか。


腰というと、私が真っ先に思い出すのは、日向坂46丹生明里である。

欅坂46をきっかけにアイドルに憧れ、文面を見る限り、自分のやりたかったことを全てをやり切ったとはとても言えない彼女が、それでも卒業を決意した背景には、やはり腰のことがあったことは明白だ。

自分がいるせいで、みんながこっちに合わせてくれるから、難易度の高いダンスに挑戦できないのではないか…と考えたという。そう考えさせてしまうくらい治療に長の時間が必要だし、アイドルという職業には天敵に近い。


櫻坂に限らず、昨今のアイドルグループのダンスが高難易度になっていることは間違いなく、でもそれを追い求めすぎると一人の女性の人生を左右させてしまうことになりかねない。とても難しい舵取り。

実は、これがずっと櫻坂の根幹に横たわる、ある意味大きな問題だろうと。

しかも解決が本当に難しい。

無理はしてほしくない、ゆっくり休んで静養して、等々。私も彼女たちのファンの皆さんと同じ意見ではある。それは間違いない。
けれど、それで根本的なことが解決するのだろうか。

確かに事故や怪我といったものは、運の問題もありそうなところではある。

でも、櫻坂や日向坂に入って、誰かに何かを届けたいと願い、そのためにパフォーマンスを高め磨いてきた人たちである。自分の体のこととはいえ、そのせいで志半ばで立ち止まることがどれだけ口惜しく、どれだけ悔しいことか。想像するに余りある。


でも…
それでも。


小田倉麗奈さんは、私の推しメンである。ダンス未経験からここまで築き上げてきたものが簡単ではなかったことは知っている。

向井純葉さんも、ずっとその頑張りと、その太陽のような明るさでどれだけグループに貢献してきたか計り知れない。

そして、ここが大事なのだが、彼女たちのアイドル人生は、まだまだこれからである。キャリア一年半は、始まったばかりとは言えないかもしれないけれど、幕を閉じるにはあまりにも早すぎる。


だから。

どうかどうか、離れている私たちにはわからないけれど、最善の道を探っていただきたいとしか私には言えない。
不幸中の幸いなのは、周囲の大人がなんとかして、彼女たちに最も良い道筋をつけてあげようと奔走している姿が見えていること。

私自身、希望的観測だけで全てを終わらせることができないほど、長きにわたって現実を見てきた年齢になってしまった。
でも、それでも希望は捨てない。

きっと道はある。


悔しいだろうが、今は最善の道を専門家の力を借りながら一歩ずつ進んでほしい。


アイドルとしてのあなたたちの人生ももちろん大切だ。
でも。敢えて

一人の女性として、一人の人間としてここからまだ長きに渡る人生を歩いていく、あなたたちの人生そのものをぜひ最優先にしてほしい。




たとえその場にいなくても
あなたたちの魂はきっと会場にある。
そこまで歩んできた足跡があるから。
そしてそれは、観る人すべてと、

共に戦ってきた同期が全てを知っている。



noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。