拝啓 高本彩花様ーひらがなけやき一期生に特別な想いをもつ者の送辞 毎日note #66 特集の金曜日 2024年7月5日付
高本彩花さん
8年前。
あなたが初めてアイドルとして、あの番組に出演したときのことを覚えていますか。
あなたはずっと、漢字欅に憧れを持って進んできた人でした。
漢字欅のメンバーに会うのがたまらなく嬉しく、楽しくて仕方がないというのが本当に強く伝わってきて。
日向坂46一期生であるあなたですが、ここは敢えて「ひらがなけやき一期生」と呼ばせてください。
ひらがな一期生は、もれなくそういうメンバーが多かった。
ひらがなけやきというのが一体どんな立ち位置なのか、当時のあなたたちにはたぶん、わかっていなかったでしょうし、知らされてもいなかったのでしょう。それでも、半分憧れのような形で入ってきただけでも、それで毎日楽しかったことだろうと思います。
でも決して、楽しいばかりではなかったと推察します。いや、苦しいことの方が多かっただろうというのは確信に近いです。
2018年11月。ベストヒット歌謡祭。
あなたはひらがなメンバー数名と、それこそひらがなを代表して、漢字欅に混じって「アンビバレント」を披露してくれました。
あのときの感動は忘れられません。
欅の木が一つになった実感を得た、あの心の動かされ方は滅多にあるものでなかった。
ところがあなたの危惧どおり、漢字欅原理主義のような連中から心ない言葉が飛んでいましたね。おそらくあなたの元まで届いたのではないかと思います。
でも誰がなんと言おうと関係ない。
あなたたちひらがな一期生が、あのとき漢字と一緒に作り上げたアンビバレントは、間違いなく欅の木が一つになった瞬間でした。
いや、そもそも一つなんだ、そのことを再認識させてくれた瞬間だったというほうが正しい。
高本彩花さん
あのときいろんなことを言われたであろうあなたでしたが、そんなことであなたの漢字欅愛は崩れなかった。
最近はよく、私たちファンを代表した想いの強いメンバーがたくさん生まれてはいますが、ひらがな一期生のそれはかなり特別な強さ熱さだった気がします。
ひらがなが独り立ちすることになって。
一期生はいろんな思いがあったことでしょう。
漢字欅への想いリスペクトはみんな強くあるにしても、ひらがなのことを考えると…となると、メンバーによっても様々複雑な思いを抱えていたと思います。
欅坂8th期間が終わるとき、あなたはブログでこんなことを綴っていました。
私は欅の木が大好きです。
漢字とかひらがなとか、そんなのは関係ない。
両方合わせて欅の木なのです。
共に、欅の木の一枝なのです。
ただ、大人の事情に翻弄されただけ。
だから、漢字のことも考え、一方でひらがなのことも考えると、ひらがな独立がとても複雑でした。
このままひらがなを続けても、確かに先は見えない。
独立は彼女たちのためにはそのほうがいいのだろうけど、それは欅の木からの独立を意味するし、それを彼女たちがどう思うか…
でも、もはやそれしかない。
高本彩花さん
あなたは先述のブログで、こう書いてましたね。
もう漢字さんと呼ぶことも出来ない。
そういう思いがありながら、それでも卒セレでのあなたは、やはり「漢字欅さん」と呼んでいた。でも、それでいいと思うのです。それでこそ、漢字欅に憧れて憧れて、憧れ続けて加入したひらがな一期生の真骨頂だと。
泣かせてください。
その関係性。
時が経っても、決して褪せることなく、その想いのまま卒業していくあなたを思って、私は泣きたいのです。
高本彩花さん
あなたとお会いしたのは、たった一度でした。
それも、私の地元大阪ではなく、握手会定番の京都でもなく、東京でした。
また来るね、と言ってから、6年
また、がなくてごめんなさい。
でもね
あなたのあのときの可愛さ優しさは、忘れていません。
あなたは今、一期生として多くの後輩を引っ張る立場であり、同時に後輩をたてて一歩下がる立場にもなっていました。
気づけば、漢字欅もグループそのものが改名し、漢字欅一期生も多くが卒業しました。ひらがな一期生も少しずつ卒業生が出てきています。
役割が少しずつ変化して、それでも誰かに頼られる存在であったあなたには、心から敬意を表したいと思います。
たとえ年月が経とうとも
大好きな長濱ねるさんと会って、涙が止まらなくなる、
そして森田ひかるさん推しでありながら、
小林由依さんに推されるような、
高本彩花さん
ずっとあなたはそんな存在でいてください。
漢字ひらがなの卒業生とぜひ美味しいご飯でも食べてください。
右も左も、明日さえ何があるかわからない、そんなときにひらがなけやき一期のオーディションに応募してくれて、ありがとう。
間違いなく苦しいときが長くあったはずなのに、じっと我慢してくれて、活動を続けてくれてありがとう。
日向坂になって、東京ドームを目標に定め、そこまで走り抜けてくれてありがとう。
高本彩花さん
何より、私たちと出会ってくれて、本当に本当にありがとうございました。
またどこかでお会いできることを願って。
noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。