チラシの裏に書かれた文章 - 雨上がりの青は日々是好日(蒼桐大紀)

 もうなんらかの結果に影響を及ぼすことはないから、こういうのを書いても大丈夫でしょう。


内容の確認

 文芸部所属っぽい女子高生っぽい女の子たちがワンライっぽいことをしてお互いを尊重しつつ座右の銘に関するあれやこれやを話して最後はいい感じで終わる。
 なにもまとまってはいないが、こういう話。
 某コンと強くリンクしているのは「ワンライ」「第一座右の銘」が会話の中心になっているあたり。


感じたこと

 どっかで聞いたことのあるテキストがでてきたなという感じ。自分が前に書いたやつと関連してるのは明白なので仕方ない。
 これがあるせいで理性的に読むのは難しい。私情を挟むのも挟まないのも、どちらも処理としては余計なものなので、純粋に読むという行為を阻害される。これは某コンのKOGAさん側に寄せたあらゆる作品が潜在的に持つ問題点でもあるけれど。現実の人に寄せれば寄せるほど、人の感じ方はそちらに引っ張られて浮つく。
 こうしたマイナス要素は読者の個人的な資質の問題でもあるとは思うので、不適格者が読んでるんだなという感じで諦めてもらえればいいのだが……。

 百合小説として読んだとき『ある瞬間のある関係ができるだけながらえて欲しいと願う』部分は爽やかで愛おしいものがある。
 その一方で、この部分を一番おいしくいただくということを考えると、創作の話だったり座右の銘の話だったりというものの分量が多すぎて、ちょっと雑味があるかなという気もした。読んでいて「ああ、そこにそうつながるのね」というロジックのおもしろさはあるけれど、つながりがロジックに依存しているから感情的な部分の味が薄い。
 こんなこと、BoILなんて半端なR18小説書いて死んでいったやつに書かれたくないだろうことは想像に難くない。


チラシの裏

 蒼とかさん自分で自分を追い詰めつついい感じに爆発してみんなから愛されてるなと、遠くからぼんやりと眺めて終わったコンGo。
 百合は書かなくてもいいけど、自分のやりたいことを突き詰められる場所で、人事が尽くされていると感じるような作品を読みたいと思うのは我がエゴだと思う。
 なんというか、最近そういうのなくない? と思うのでね。
 それが百合だったら自分的には完璧。


チラシの裏の端

 テーマは『青』らしいぜ?


 

 わたくしは新しい八つ手ビームサーベルを手に入れるまで旅に出ます。
 それではみなさま、ごきげんよう。

 おほほほほほ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?