今年、最後の日記

 アンデッド・リリーズの話をしてから寝て年越そうと思いました。

 これなんですか?

 長編現代百合ファンタジーです。

この話、長編のくせに調子がよくない時期に無理やり出力したという最低の話で、無理に「いい出来だった!」と思ってたけど時間経つと「スン……」ってなってく小説でした。典型的なお前の長編。ド最低だよ。

 まず話の構成がめちゃくちゃ。
 整理しようとしてすら次のようになる。

①「家族をうしなった自暴自棄系女の子」と「遺伝的な問題で見た目は完全に女の子なのに染色体的には男の子」というカップルが心中をしたら、自分たちが一番幸せだったと思っていた過去の一年に閉じ込められ、ループ状態に陥る。そして精神が壊れる。(この一年は、相手側に実は男の子だったという認知がないので、外見上も自認的にも完全に百合が成立している)

②彼女たちの前にループ状態を破壊するための妖精たちが遣わされ、彼女たちと交流することでなにが問題だったのかを看破する。(ぽっと出の女の子にループ破壊の望みを託して浮気する展開になる)

③人間×妖精ペアがふたつできあがる。そしてふたりがこの世界に留まり続けることになったループする理由を破壊して、主人公ふたりを葬り去る。(他人の手を借りた百合心中、真の完遂)

④妖精ふたりは、主人公たちの正体が百合心中を完遂したふたりの転生前の姿だったことを悟り、これからも死に損ないの百合「アンデッド・リリーズ」として生きていくことを決める。(身体を妖精という仮想の美少女に置き換えることで遺伝的な観点からの百合から脱して、ルッキズム……というのか? まあその方向から見ると百合でしょうな、みたいなところに落ち着いてるはずのあれ)

 これが「主人公もヒロイン(?)も妖精ふたりも現在状況がはっきりわからん状態でひたすら前に進まされる」から、自分が何読まされてるのかいまいちわからん感じになっちゃってるのよね。

 多分いま書いてる長編も似たようなことになるんだろうから、もっと構成がシンプルな長編を数書いた方がレベルアップできると思うよ?
 って、自分に向けて書いておきます。

 なおめちゃくちゃ卑下してますが、「生と死の万華鏡」と「ふたり、ふたつ」のなかには相当来てる文章があったから完全に無駄じゃなかった。
 単に全文章の平均DPSが低すぎただけ。

 来年は頑張りましょうね。

 それではみなさま、また来世。

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