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「あの日も雨だったけれど、同じ雨ではなかった」vs.Yonago

天皇杯鳥取県予選決勝
vs.Yonago Genki SC
3-2 勝ち
メンバー外

鳥取に来てから幸せにも試合に出ることが増え、試合に出ているからこのnoteを書いているように見えているかもしれませんが、FC大阪にいる時から自分の立場に関わらず、公式戦後はnoteを書いてきたので、この試合ももちろん書かせていただきます。

僕自身、FC大阪にいたときは、リーグ戦での出場はほぼ無く、天皇杯予選などで公式戦を経験してきた。
そして、ちょうど1年前のFC大阪での天皇杯大阪府予選決勝では、2年連続敗北を味わい、何の縁なのかわからないが、そのとき、勝ちすすめば天皇杯本戦で相手は明後日試合をする浦和レッズだった。
負けた後、「この悔しさを糧に。」と言葉を紡ぐことをよく見るが、そんな言葉を使うことすら難しいくらい1年前の試合は人生で最も悔しかった試合の一つである。正直、今でも思い出したくはない。

あれから1年かー。と思いながら、あの試合終えた自分に、1年後、お前はガイナーレ鳥取でプレーしてるぞと言ってあげたいとも思っていた。本当に未来は何が起きるかわからないとつくづく思う。


試合展開的にはカテゴリーが下の相手に対して、接戦という内容になってしまいましたが、トーナメントにおいて、勝利以上の評価は何もないことを理解しておきたい。

サッカーというスポーツは格下と呼ばれるチームが勝ちやすい構造になっている。なぜなら、という話はまた今度してみたいと思う。サッカーファンなら、幾度となく、「ジャイアントキリング」というものを目にしてきているので、この事実に反対する人はいないだろう。

この試合においても、例外なく本当に難しい試合になることはわかっていたし、それをわかっていない人が多ければ多いほど、痛い目を見る羽目になる。
特にリーグ戦ではないので、得失点差というのは勝利の価値を高めるわけではない。もちろん多くの得点は勝利の可能性を高めることには繋がるので、得点を必要以上に取る必要はないと言いたいわけではない。

今回の試合を通して、改めて、こういった試合の難しさを感じることができたし、逆に、それでもやっぱり、勝ったのはカテゴリーが上になるガイナーレだった、という事実も自分の印象に残った試合になった。

なぜなら、明後日、我々は逆の立場の試合が待ち受けているからだ。

ルヴァンカップ、vs.浦和レッズ。

個人的な想いを少しだけ綴るとすると、浦和レッズのGKコーチは僕の恩師である。
筑波大学の時のGKコーチ、ジョアンがいる。

そして、「恩師との対戦」というだけではなく、浦和レッズというサッカーに疎い方々にも名が通る日本のビッククラブとの対戦になる。

燃えないわけがない。

かといって、思ったより冷静な自分もいる。

急に、その試合で僕自身のパフォーマンスが上がるわけではない。
いつだって、出るのは日常。
そう思えば、自然と落ち着く。


ただ、勝つことが難しい試合を大人しく黙って負けちゃいましたっていうほど、自分は人間できてないので、皆さん楽しみにしててください。

出来れば、行こうか迷っている友人も無理やりスタジアムに連れて来てください。

きっと、ガイナーレを好きになる日になります。

よろしくお願いします!!!

櫻庭立樹

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