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「かっこいい人だけ読めるnote」vs.福島

2024 J3 第8節 
VS 福島ユナイテッドFC
1-0 勝利
フル出場

米子2連戦、お疲れ様でした。
2試合ともに2000人を超えるお客さんに来ていただき、天候にも恵まれ、本当に幸せな環境でサッカーすることができました。
結果として、今節は劇的ではありますが、勝利することができ、一安心です。

では、今節、感じたことを2点。
・ホームとアウェイの違い
・サッカーのかっこよさ

【ホームとアウェイの違い】

これに関して、今節、そして、前節も合わせて、米子開催で、たくさんのお客さんの前でプレーしたことがきっかけです。

やっぱり、ホームがいいよなーと。

そして、ホームとアウェイの違いについて考える時、まず、事実として何があるのかを明確にして、それが及ぼす影響について考えるのが、一般的な思考回路なのかなと思う。

僕が思うホームとアウェイの大きな違いは
・応援してくれるお客さんの多さ
・自分の家のベッドで寝れるか
・(特に長距離)移動があるか
・芝や天候などの風土的な環境に慣れているか

ざっと、僕はこれくらいが挙げられました。
これらの中で、我々選手に1番大きな影響があるのは、やはり、1つ目のお客さんの多さについてだと思う。

理由は、サッカーというスポーツは選手だけが作り上げるスポーツではないからです。他のスポーツより圧倒的に結果を左右する要素が多いのがサッカーの特徴です。
まず、選手11人というのも多いし、他のスポーツよりセットプレーが少ないし、屋外だし、、、。
つまり、会場の雰囲気ももちろん、結果に影響すると言えます。
陸上や水泳などの個人種目には声出し応援のチャントがないのはこれらが理由でしょう。
文字通り、応援が選手に力を与えるのです。
これは決して綺麗事だとは思ってません。ただ、サッカーというスポーツはその場の雰囲気に影響を受けやすいという事実がそこにあるだけです。
これらを踏まえて、ホームゲームはプレーしやすいし、アウェイはプレーしにくいということを理解しておくべきです。
ただ、なんとなくアウェイはなんかやりにくいし、統計的にもアウェイの方が勝率悪いしと思っていたら、いつまで経っても、ホームのアドバンテージを活かせないし、アウェイでの戦い方を調整することはできません。

僕個人的にアウェイでの調整方法として、1つ紹介すると、必ず、試合前にゴール前に立って、その景色を目に焼き付けるということをやっています。
サッカーのピッチでは、ペナルティーエリアやPKマークなど不変の目印はあるので、ピッチによってポジションが取りにくいということは理論的にはあってはならないのですが、人間の視界というのは意外にも広いもので、かつ、感覚というのは錯覚によって、簡単に騙されるものです。
よくある錯覚のテストに皆さんは騙される経験をしているはずです。
なので、僕は必ず、ボールマウスの前に立って、間接的に入ってくる視界の情報をあらかじめ感覚に入れておきます。看板はどこにあるのか、遠くに見える山はどのへんか、電光掲示板はスタジアムのど真ん中にあるのか、少しずれているのか、を主に確認します。
正直、効果があるのかどうかわかりませんが、数名から試合前に櫻庭選手がやってるアレはなんのためにやってるんですか?と聞かれたので、一度、ここで触れておこうかなと思い、書きました。

この準備が、試合中のコンマ1秒を稼ぐことにつながっていれば、いいなと思います。

その他の違いに関して、ホテルのベッドとかは僕はズボラなタイプなので、どんなところでもぐっすり寝れるタイプなのですが、他のチームメイトでは自分用のマットレスを持ち込んでいる人もいます。

みんな、同じ90分間のサッカーといえど、ホームとアウェイでは、準備の仕方が変わることを、きちんと理解して、見えにくい努力をしているんです。
まあ、そもそも努力なんて見えるもんでもないですしね。


では次。

【サッカーのかっこよさ】

について。

今節のヤジンスタジアムは客席とピッチがとても近く、お客さんの声がよく聞こえます。その中で、お客さんの中でも大きい声の人がいます。
それはコールリーダーの方です。
そりゃそうだって感じですが、コールリーダーの方はピッチに向かってではなく、ゴール裏に向かって声を出しているので、かつ、大きいと言えど、たった1人の声なので、正直、単独であまり声を聞いたことはありませんでした。
ただ、今節は、アップの水分補給しているときに、ある言葉が聞こえてきました。
正確には文字起こしできていませんが、それは、

『かっこいいサポーターであろう。』

という内容だったはずです。

僕はこの言葉を聞いたゴール裏の皆さんはどう思ったのかとても気になりました。
何をもってかっこいいと言えるのか、とか、かっこよさなんていらないよとか、かっこいいサポーターになりたい!とか、価値観は人それぞれなので、たくさんの感想があっていいと思います。

ただ、僕の価値観では

もうめちゃくちゃ大賛成です。
Absolutly YES!!!

アップ中、その通りだ!とゴール裏に言おうか迷ったくらいです笑

理由は、先ほどの雰囲気がサッカーに影響する話と同じで、サッカーにとって本当にサポーターが作り出す雰囲気は良くも悪くもピッチ内に影響するからです。

色んな表現があるので、この言葉が合ってるかどうかわかりませんが、やっぱ、「ダサい」雰囲気のスタジアムに勝利の女神様も来たくないのかと思います。
こんなに科学的に進歩した現代だからこそ、数値化しにくいかっこよさ、ダサさについてもっと注目していいと僕は思います。

今、世の中的にいうと、ネガティブな意味で使われている『ルッキズム』じゃないかと思われてしまいますが、サッカーって正直、ルッキズムはめちゃめちゃ大事だと思うんですよね。

元柏レイソル、現ポルティモネンセGKの中村航輔選手も、海外に行って、髭を生やし、坊主にしてます。理由を直接聞いたことわけではないですが、世界的に見れば童顔である日本人がなめられないためには見た目も大切だよなと改めて僕は感じました。

このかっこよさは数値化しにくいと先ほど触れましたが、そこがこのかっこよさの難しい点です。
ファッションもオールブラックが大好きな人もいれば、パステルカラーが好きな人もいたりと、人それぞれの価値観でしか、測ることができません。

ただ、それでも、10人中9人に刺さるかっこよさもあれば、10人中2人に刺さるかっこよさもあります。
そして、サッカーであれば、日本人に刺さるかっこよさもあれば、欧米に刺さるかっこよさもあります。海外の真似をしてもこのかっこよさは達成できないのです。
とにかく何が言いたいかというと、かっこいいってもうめちゃめちゃ難しいんです。

だからこそ、かっこいいサポーターには価値が生まれます。

簡単にかっこよくなれるようじゃ、ピッチに熱は伝わらないし、選手も内面も外面もだせー選手を応援するわけがないのです。



日本サッカーよ、
そして、ガイナーレ鳥取に関わる人たちよ、

格好の良いクラブに、人間になろう。


めちゃめちゃ、ナルシストな着地をしてしまいましたが、決して嘘を書いてはいません。本当にそう思っています。
恥ずかしいですが、まあ、何万人って見るわけじゃないし、問題ないはず。
このnote自体、かっこいいnoteになりますように。

あっ、でも、このnoteを読んでる人はかっこいい人だけでした。、、

次節は水曜、アウェイ長野。
戦い方は変われど、勝利を手に入れるのは変わらない。
勝つぞ!

引き続き、応援よろしくお願いします🤲


カッコつけよう、櫻庭立樹

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