御朱印めぐりの旅~根津神社
東京十社御朱印めぐりの旅も3つ目になりました。
今日は文京区根津にある、根津神社にやってきました。
・・・と、その前に腹ごしらえと、根津駅の近くの食堂に入ってみます。
究極の卵かけご飯 巡りや根津店さんで「やわらか鶏もも肉の藁焼き&究極の卵かけセット」を頂きました。
ご飯はお釜で炊いたものなので、ふっくらとして美味しかったです!
卵かけご飯が「究極か?」と言われるとちょっと微妙ですが(;^_^A、藁焼きの鶏肉も香ばしく、十分美味しくいただくことが出来ました!
お腹もいっぱいになったところで、店を出てふと気づきます。
「御朱印帳忘れた~~~!!」
はい。せっかくやってきたのに、肝心の御朱印帳を自宅に置いて来てしまい、泣く泣く戻る羽目に( ;∀;)
そんなトラブルもあって約1時間後、再び根津駅の近くまでやってきました。
こちらが根津神社の表参道側の鳥居です。鳥居よりも大きな石柱が印象的ですね。参道が右に曲がっていて、奥行きが感じられます!
根津神社の縁起由来などを簡単にご紹介します。
建てられたのは1900年近く昔に日本武尊が千駄木の辺りにお祀りして、その後社殿を江戸城を作った太田道灌さんが建てたと言われています。
現在の社殿は生類憐みの令で有名な徳川綱吉さんが宝永年間の1706年に建てて、その時に千駄木から今の場所に移されたようです。
昔は根津権現という名前で親しまれており、本殿、幣殿、拝殿、楼門などを一体的に造る権現づくりの傑作として国の重要文化財に指定されています。
お祀りされているのは須佐之男命、大山咋命、誉田別命。このあたりになると、だんだん知らない名前が出てきます。(;^_^A
さて、中に入っていきましょう。
参道を過ぎると立派な楼門が見えてきます。先ほども触れた通り、楼門も重要文化財に指定されていますが、江戸の神社で現存するのはこの根津神社の楼門だけのようです。
楼門をくぐると右手に舞殿(神楽殿)が見えます。お正月とかはここで神楽が舞われるのでしょうか。
その奥の唐門をくぐると社殿とご対面!
確かに重要文化財に指定されているだけあって、歴史を感じさせますね。唐門の奥に位置する社殿が一体的な美しさを醸し出しているように思います。
社殿は、手前にある「拝殿」、奥にある「本殿」、その間をつなぐ「幣殿」、この3つをつないで作られたのが権現造りというそうで、根津神社はそのお手本のような造りだそうです。
お参りを済ませて、社務所で御朱印を頂きます。
神田明神同様、外国人観光客も多く、多分紙で渡されるのかな~と思っていたら、案の定そうでした(;^_^A
さて、もう少し境内を散策してみます。
西門は大変シンプルな造りのため構造上強度に欠けるとか。そのため残っている例が少ないそうです。
摂末社でもあるお稲荷様も訪ねてみました。
一つ目は駒込稲荷。こちらは根津神社よりも古く1661年に建てられたようです。
もう一つのお稲荷様は乙女稲荷です。名前の由来までは分かりませんでしたが、古い記録には「穴稲荷」という名前もあるとか。境内西側の斜面に穴を作って祀られたからそのような名前が付いたのでしょうか。
こちらのお稲荷様、京都の伏見稲荷のように鳥居が奉納されていて、その中を歩くことができます。
伏見稲荷ほどの大きさはありませんが、鳥居のトンネルをくぐると厳かな気持ちになりますね。
俗世間の人間としては、鳥居1つ奉納するのにいくらお支払いしているのかが気になるところですが(笑)
鳥居をくぐってお稲荷さんに向かう途中に、胞衣塚と呼ばれる石を積み上げた場所があります。
これ、6代将軍の徳川家宣が生まれた時の胎盤と胎児を包んだ膜(胞衣というようです)が埋められているようです。昔は家の入口の下に埋めるなどの民間伝承もあったようですね。
そんな感じで一通り見て回りました。この根津神社、4月にはつつじ祭りが開催されているようですが、残念ながら訪問したタイミングではつつじ苑は閉園していました。
少し時間も余ったので、近所にある弥生美術館と竹久夢二美術館を訪問しました。
常設展の他に、特別展として「森本美由紀展」と「竹久夢二描き文字のデザイン展」が開催されていました。
ファッションに疎い私は、「伝説のファッション・イラストレーター」と呼ばれていた森本美由紀さんを存じ上げなかったのですが(汗)、2013年に54歳の若さで亡くなったイラストレーターで、ファッションスタイルのイラストなどを多く手掛けた方のようです。
確かに筆致を見ると、シンプルで若い女の子の「なりたいスタイル」というのを端的に表している印象的なデザインだと思いました。
そんな話や森本さんとの出会いについて、会場でカップルの彼女らしき人が彼に熱心に語っているのが印象的でした(;^_^A
一方竹久夢二さんの作品は、美術に興味がない方でも一度は見たことがあるのではないかと思われますが、とても独創的な美人画を数多く残した画家です。
ちなみに、亡くなった私の祖父が好きだったのですが、なぜか母が嫌いだったことを、ここに来て思い出しました(笑)
美人画を多く残したということは、それだけ恋愛遍歴もすごかったということで・・・
特にたまきさん、彦乃さん、お葉さんという3人の女性との関係が深かったようです。Wikipediaで調べると色々すごいエピソードが載っていますので、興味ある方はご覧ください(笑)
美人画で有名な夢二さんですが、文字のデザインでも有名だったようで、この特設展では色々な雑誌の表紙などが紹介されていました。
フルーツで有名な銀座千疋屋の広告デザインも手掛けたようですね。
シンプルですが、100年以上前の作品とは思えないようなモダンなイメージです。
私の母がなぜ竹久夢二のことが嫌いだったかは、また別のコラムで語るとして(笑)、弥生美術館と竹久夢二美術館の特設展は6月25日まで開催されているようなので、興味のある方は是非足を運んでみてください。
というわけで東京十社めぐり、第3弾でした。次はどこの神社にしようかな~\(^o^)/
最後までお読みいただきありがとうございます。
ぜひ感想や、レポートしてもらいたい地域などあればお聞かせ下さいm(_ _)m
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?