キロンのハナシ。〜8室キロンの私の場合〜②
さて 前回の続きです。
前回は↓
今回は高校卒業後から。正直時系列がガチで曖昧ですが記憶を頼りに…。
登場人物
①私(高校2組)
②高校時代の元彼(私と同じクラス)
③A子(高校同じ3組で私の友達)
④元彼の妻B子(元彼と職場が同じで知り合う。高校は①〜③の3人とは別)
それではスタート!
私達は無事に高校を卒業。別れたのもあり全く連絡を取らず、お互い別の道を進んだ。
私は美容学校、元彼は公務員を目指しそれ系の専門学校に。
ただ、当時mixiをやっていたのもあって何故かSNSは繋がりがあったと思う。
その間、元彼の方は専門学校でも彼女がいたみたいだった。(私はA子とはこの時点で別れていると思っていたが、今考えれば実は別れていなかった説もある。
まあまあ長い付き合いだったのは確実。)
対する私はと言えば美容学校の勉強とバイトが忙しく、まるでそれどころではなかった。なので当然のごとく嫉妬という感情はマジで1ミリもなく、別に恋愛をしたい気分でもなかったので羨ましいとも思ってなかった。
それからしばらく経った。20代前半頃の話だと思う。
私の実家では当時ダス○ンのモップを定期的に頼んでいた。
そしてそのモップの換えを持ってきてくれるオバサンと母は玄関先で世間話をするレベルには仲がいいのだが
ある日、そのオバサンがいつものように母親と話をしていて
「○○(元彼)くんって子が、△△△(うちの実家近くの障害者福祉施設) に入ったよ」と言っていたらしい。(私は母に聞かされた)
どうやらそのおばさんはダス○ンの仕事と掛け持ちで、私の実家近辺の障害者福祉施設でパートをしているので知っていたんだとか。
え??
あいつ公務員になったんじゃなかったん?なんでこんなところに?という疑問が沸いた。
無理もない。だって私の実家のある地域って、県民でさえ地名を知らないような人がいる地域。言うまでもなく人口だって少ない。
揉めたとかも全くないし、別に何がある訳でもないのにと。
ただ、この時は知っただけで何をするわけでもなかった。
この間に何回か携帯も変えていたので連絡先ももう消えていたんだと思う。それか消したか←
なので この時は驚いただけで へぇ〜と思って終了である(まあ普通にそうだよね)
それからまたしばらく経った。多分23歳くらいの時だと思う。高校の仲間内での同窓会に誘われた。
幹事の子があまり好きでは無かったのと仲間内で色々ある人でもあり、正直に話すとこの幹事の子とはよく喧嘩していた。なので行かなくても良かったのだが
高校当時仲良かった子も来るらしいと知り、なんの期待もせずに他の人の様子も見れたらいいなぁというだけで行った。
そしてそこにいたのだ。元彼が…。
いや、本当に同窓会行ったらまた会った!みたいなのってあるんだね?という気持ち。
この時の飲み会は楽しかったし、何事もなく終わった。そして二次会のカラオケに行くことになったので二次会にも参加した。
(ちなみに元彼はタバコを吸っており、私はタバコが大の苦手で離れて座っていたのもあって1次会でも二次会でもここまでで元彼とは ただのひと言も話していない。)
私は酒を飲むので親に自宅最寄り駅までの迎えを頼んでいたため、二次会のカラオケも参加したが途中で切り上げて店の最寄り駅に向かった。
ダラダラ喋っていたこともあって約束の時間に着く電車の発車時刻が迫っていた。
私は走った。元来足は遅い方だったが全力を振り絞って。冬の冷たく凛とした空気が頬に刺さるのを感じながら。
でも不幸なことに駅の直前の信号で引っかかった。
ふと後ろを見た。
遠方に見覚えがある顔があった。
元彼だ。
え、なんでここに?跡をつけてきたの?と思ったけどそんなことになりふり構ってる時間は無い。分かっていたけど走った。
そして何とかホームにたどり着き電車にも間に合いそうで胸を撫で下ろした。
案の定、少し離れた後方に元彼がいた。
仕方ないので普通に話し掛けた。
元彼の実家は元はと言えば私の実家とはまるで方向が違っていて、電車の路線も当然違っていた。
なので不自然に思った私は、まずそれを聞いた気がする。「なんでこんな方来るの?」と。
そして私の実家の隣の市町村に住んでいるらしいと知った。(B子と交際中で半同棲してたから)
そしてこの辺りで話の流れで連絡先を聞かれて教えたんだと思う。
結局電車も一緒に乗って、私が降りる駅にも着いてきた。
その後私は親の車に乗って帰ったが元彼がどう帰ったかは知らない。(B子に迎えに来てもらったのかも)
そう、この時の私はまだ知らなかった。この時が「終わりの始まり」だったことを…。
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