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アリとセミ

家の菜園の地面には小さな穴が沢山あいていて、樹木の葉の影ではセミが羽化しています。この間、庭の手入れをしていると、大勢のアリに絡まれているセミの幼虫がいて救出しました。夏の終わりには、もうすぐ寿命を全うしようとしているセミが道に落ちていますが、アリは彼らを放っておきません。まだ生きているのに群がります。アリは本当にガラが悪いと言うか、残酷と言うか、好きになれない昆虫の一種です。


私は昆虫には心がないといいなと思っているんです。もし昆虫がロボットみたいに動いているだけなら、ゴキブリを殺しても罪悪感がないし、アリの残酷性も許せますし…手塚治虫は虫は心のあり方が違うだけで心がないわけではないと「ブッダ」に書いていましたが、実際はどうなのでしょうか…ところで、家中にゴキブリ駆除剤のブラックキャップをおいているのですが、玄関の扉に置いてあるブラックキャップにダンゴムシが群がって、1週間に一度くらい割合でブラックキャップの側で死んでいる10匹くらいのダンゴムシを始末します。虫でも大量に死んでいると物悲しくなり、もしダンゴムシが文字を読めるのなら「猛毒注意」という張り紙を貼っておきたいくらいです。

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