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テキストで学ぶ映像のアレコレ⑥「LUT」って?

みなさん、こんにちは。

Video Arts Laboのサクです。



今回は『映像のアレコレ第6弾「LUTって?」』というテーマでお届け!!


映像制作や写真を撮り始めた方も、一度は聞いたことのある言葉ではないでしょうか?



最近では写真にもLUTを当てて、撮影データに記録できるようにもなっており、より馴染み深い言葉になってきたなと感じます。



そんなLUTですが、カラーフィルターと勘違いしやすくもあるので、この機会に一緒に学びましょう。


それでは、行ってみましょう!



LUTとは…?

LUTとは「Look UP Table(ルックアップテーブル)」の略称で、日本語では「参照テーブル」と訳されます。



主な機能は、ある色の情報を別の色の情報に変換することです。

フィルターとは異なり、LUTは元の色情報そのものを変更します。




映像制作において色調整を効率的に行うための重要なツールとされています。

初心者にとってはやや複雑に感じられる仕組みかもしれませんが、適切に使用することで映像の質を大幅に向上させることができますよ。


LUTの特徴
色情報の変換…特定の色を別の色に変更する
全ての色情報に適用される
・フィルターとは異なり、元の色情報そのものを変更する




LUTの使用上の注意点

LUTを効果的に使用するためには、いくつかの重要な注意点があります。



適切な撮影技術と慎重な使用が、LUTの効果を最大限に引き出すカギとなります。

<注意点>
適正露出での撮影
 …LUTは存在しない色情報は変換できないため、適切な露出で撮影することが重要

元の映像のバックアップ
…LUTを適用した後は元の色情報に戻せない(編集中は可能)ため、オリジナルファイルの保存が必要

複数のLUTの重ね掛け
 …適正露出が特に重要、不適切な使用は画質劣化の原因に

出力方法の考慮
 …最終的な出力形式に合わせたLUTの選択が必要




LUTが欲しいと思ったら?

LUTは自分でも作ることはできますが、編集ソフトやある程度の知識が必要となります。




そこで、LUTを無料で配布してくれているサイトを紹介します!

<LUTについて学べる場所>
LUMIX Color Lab.はこちら
→ https://lumix-base.jpn.panasonic.com/color-lab/



このLUMIX Color Labには、プロの写真家やクリエイターの作成したLUTがあり、どれも無料でダウンロードできます!




ダウンロードしたLUTはカメラに取り込むこともできるし、PCに入れて編集時に当てることも可能です。



ぜひ一度、足を運んでみてください!



まとめ

LUTは映像制作において強力なツールですが、その効果的な使用には適切な理解と実践が必要です。




基本概念を理解し、注意点を守りながら使用することで、映像のクリエイティブな可能性を大きく広げることができます。




継続的な学習と実践を通じて、LUTの活用スキルを磨いていくことが重要です。




今日はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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