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失せない顕示欲

 おかげさまで仕事柄、友人知人は多い方だと思う。図らずもWEB上の友人知人は把握できないくらいに多く、FBの場合、リアル友のコメントはもちろんの事、WEB上だけの知人のコメントも少なくない。したがってイイネだけでは済まされぬ性格もあり、それぞれにコメント返しをしていたのだが、正直、疲れていた。

 2020年に倒れ入退院を繰り返すうちに、ずっと続けていたFBの投稿も2021年9月を最後に終わってしまった。外出できないので、ネタとなる画像やそれに因んだ記事も書けなくなり面白さも失せてしまったのだ。

 続けていた俳句でさえ興味も湧かず、いつき組からも遠ざかり、プレバトを観るのでさえしんどくてTVを消すようになってしまっていた。

 ある時、病んではいるもののこれではいけない、何かしなければ廃人となってしまうのでは?という恐怖に見舞われだした。そんな時、ラッキーにもこのnoteの存在を知った。
 
 noteの自由さが私の心を軽くさせてくれた。

 ニックネームも変え世間をも断ち切り、何かしらの発信ができることの密かな楽しみ、撮り溜めた画像も載せることができるささやかな楽しみ、自分史の記憶として心の整理ができる密やかな楽しみ。
 生きている以上、人である以上、自己顕示欲と向学心は失せないようだ。

 折角はじめたnote。
 暗々裏にやり遂げてみようとほくそ笑む今日このごろである。


#青ブラ文学部


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