72-21候 竹笋生(たけのこしょうず)
夏 立夏 72-21候 竹笋生(たけのこしょうず)
近畿でいういわゆる「筍(孟宗竹)」の旬は、3月終わりから4月終わりまで。
5月に入り、今日の竹笋生(たけのこしょうず)の時期になると、笹竹、淡竹(ハチク)などの細くて柔らかいタイプが出回ります。
その後は、雪深い東北地方の5〜6月に出回る「根曲がり竹(淡竹・破竹・笹竹など)」をネットで買い求め、竹の子ラッシュも終わりとなります。
そうそう、秋深い10〜11月頃には切口が四角い「四方竹(高知県など)」が出回ります。これは比較的新しく、中国から輸入され育てられたもので、茹でるととても柔らかくメンマにも適しています。
笹竹や淡竹は、アクがない(少ない)ので、筍のようにアクとりとして茹でずに、皮のまま焼いたり蒸したり煮たりして、皮を剥きながら茶塩などでシンプルに食べるのが手っ取り早く美味しいのですが、ちょっと手をかけて、炊き込みご飯やメンマなどに調理するのもオススメです。
この笹竹、淡竹が伸びるとトップ画像のようになります。7月の七夕飾りに使う竹ですね。以前、七夕イベントに使う大きな笹を知人のところに頂戴しに行った折、
「全部刈ってって!」と、
竹の子もしっかりいただいて持ち帰り、美味しくいただいたこと(文中画像)を思い出しました。
以上、『竹の子ラッシュ物語り』でございました〜!(笑)
2024年5月15日(水)【旧暦 卯月8日】
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