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2024/3/21/10:00マヤ最大級「セノーテ・イキル」の神秘的な聖なる泉に魅了!

中米ユカタン半島の石灰岩の陥没穴約3,500ヶ所ある地下水が溜まった天然の井戸、泉のことをセノーテと呼ぶ。語源はユカテコ語の「ゾノト」が由来。
古代都市チチェンイッツア遺跡の名称、「チチェンイッツア」はマヤの言葉でチチェン=「泉のほとり」のイッツア人という意味で、ユカタン半島最大のセノーテ(聖なる泉)を中心に都市が繁栄したことからこう呼ばれたと推測されている。

マヤの聖地として、泉にはかって子供や若い女性が神への捧げものとして投げ込まれていたという。

カンクンがあるユカタン半島に多いセノーテ
川が流れていないこの半島では、雨水は地上から石灰質の地層に流れこみ、地下水となりカリブ海へと繋がる。
多くの地下水路は地表の下にあるため、私たちの目で見ることができないが、セノーテと呼ばれる場所は天井がなく、水も流れず溜まっているため、まるで天然のプールのように泳ぐことができる。

セノーテの特徴は、何といっても抜群に高い水の透明度。数10m先の景色や、水中に流れ込む太陽の光がスポットライトのような様子まで綺麗に見ることができる。

地下に続く薄暗い階段を降り続け、少しの不安と疲れが感じられる頃、セノーテイキル(Cenote Ik kil)水深50~60mが目の前に現れた。上からは眩しい太陽の光が降り注ぎ、暗闇に慣れた目で眺めると、水を湛える輝きが美しい!

ぐるりと周りは岩壁に囲まれ、その表面にはツタや木の根が絡みつき、その草木が数10m先の泉に向かって枝や根を垂らす様を見ていると、まるで未開の地もしくは太古の泉に迷い込んだような気分に!

耳をすませば横から流れてきた地下水が滝のようにセノーテへ 流れ落ちる音が聞こえてくるので、その神秘的な光景に強烈な感動を覚えた。

更衣室やトイレの設備は清潔で整っているのも嬉しいポイント!
ライフジャケット代もチケットの中に入っている。
セノーテの底は深く、足も届かないので、ライフジャケットがあると安心して泳げる。
泳ぐ際は、水中にいる魚も見られるそうで、ゴーグルや水中カメラも必需品。
今回は、持って行かなかったので、残念!

ガイドさんの話では、午後になると訪れる人数もぐっと多くなるとのこと。お昼前で人が少なくて、ラッキーだった。

地上から泉を覗き込むのと、階段を降りて上下から見る景色がまるで違って、面白い!



頭上を見上げれば、はるか先に地上の様子が!地上から水面まで25mの高さがあり、セノーテ・イキルの壮大さを改めて実感できる。

一番高い場所だと高さ5mからダイブすることができる。
すぐ近くに監視役のスタッフもいるので安全。
危なくない飛び込む姿勢やタイミングをレクチャーしてくれる。
他のセノーテではできない体験の一つ。

ライフジャケットを着て、30分ほどの遊泳タイムで、短時間浸かった。ぷかぷか浮いているだけでも充分楽しむことができた。

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