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2024/3/20/16:00メキシコ・春分の奇跡「羽毛の生えた蛇神ククルカンの姿が浮かぶチェンイッツア遺跡のカスティーヨ」

コロナで行けなかった「メキシコのマヤ・アステカ文明を巡る旅」
春分の日に奇跡を見たいと思い、3/14成田を出発!

ツアーに一人で申し込んだので、11人グループだった。
成田でツアーガイドからチケットを貰い、一人で飛行機に乗り込む。
誰が自分と同じツアーのメンバーかは、メキシコシティに着かないとわからない仕掛けになっている。
ツアーなのに参加者が一人で旅をしている気分を味わえる。
日本に帰る時も同じだった。
ホテルの階も部屋もバラバラになっている。
この方式は気に入った。
今までツアーに入らずに、海外をフリーで旅していたので、今回メキシコの遺跡巡りはフリーでは無理だと思い、ツアーに申し込んだ経緯があった。
何しろ、空港やホテルからバスで移動して、遺跡に着くまでに2時間から6時間かかる。
今回のメキシコ遺跡巡りは、成田→メキシコシティ→グアナファト→メキシコシティ(テオティワカン遺跡)→ビジャエルモッサ(バレンケ遺跡)約140㎞/2.5時間→カンペチェ約370㎞/6時間→シオプラヤ→カンペチェ(カバー遺跡・ウシュマル遺跡)→メリダ約290㎞/4.5時間(チチェンイッツア遺跡)→セノーテ・イキル約125㎞/2時間→ラス・コロラダス(ピンクラグーン)約180㎞/3時間→カンクン(トゥルム遺跡)往復約260㎞/4時間→メキシコシティ→成田
非常にハードな旅だった。

20代で行ったエジプト遺跡巡りもかなりハードだった記憶があるが、今回はシニアになってからの旅だったので超ハードと言いたいところではあるが、ずっと行きたいと強い想いを抱いていたので、爽快感があった。
しかも、このキツイ旅を乗り切った体力もあったので、これから生きていく人生にも大いに自信を持つことができた。

3月20日、いよいよ長年夢見た大イベント春分の日、旧チチェンイッツア6世紀の遺跡「カスティーヨ」で『春分の奇跡』を信じて16時まで空を一心に見上げて待つ。一日曇りの天気予報を恨めしく思いながら、何のために、これを見るためにはるばる日本からメキシコに来たんだという想いから、一縷の望みをかけて空を見上げていた。何と、厚い雲の切れ間から太陽の光がさしてきて、神殿の頭上を照らし始めた。見事に羽毛の生えた蛇神ククルカンの影が空から降りてくる姿が浮かび上がる奇跡の降臨に、「自称晴女」の運の強さに自分でも吃驚!
思わず心の中で「ヤッター!」と叫んでいた。
その夜はメリダの「フィエスタアメリカーナホテル」で長年の夢を叶えたからか、夢も見ることもなくぐっすり眠れたのだった。



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