スマホの時計だと何故か電車に乗り遅れます

 朝はいつもギリギリで電車に乗っている。駆込み乗車はなるべくしないようにしているが、電車がホームに入ってくるのと自分がホームに着くのが同じというぐらいのギリギリさである。

 それなりの年齢なので、余裕ある行動をしたいのだが、理想は遠い。

 そんな中、最近間に合うはずの時間に家をでても、思っている電車に間に合わないことが続いた。

 何故だろうと思い返してみると、同じ時間に家を出ても、自宅の電波時計で時間を確認した日は間に合うが、スマホの時計で時間を確認した日は間に合わない場合があった。

 そこで電波時計とスマホの時計を比較すると、電波時計の方が30秒から40秒早いことがわかった。

 電車の時刻表は分までの表示なのだが、たまに先頭車両に乗って運転席を見ていると、運転士が使っている時刻表らしきものには何分何秒という発車時刻が書かれている。

 秒単位で発車時刻が定められているモノにギリギリで乗ろうとしているのに、30秒以上の差があれば乗り遅れる可能性は高くなる。

 電波時計とスマホの時計。どちらが正しいのか、時報を流している番号に電話すればよいのだが、電話代が惜しくて確認していない。しかし、乗り遅れた事実からすると、電波時計を基準に行動する方が安全である。

 数年前、テレビが地デジになると画面が数秒ずれるようになる、と聞いた。電波時計も置き場所により時刻がずれると聞いたことがある。スマホはネットを使って時間を修正している、と聞いたことがある。

 自分が使っている時計は、もしかしたらどれもずれているのかもしれない。

 そもそも、そんなギリギリの生活をしているのは精神的にもよろしくない。乗れても「またギリギリだった…」と余裕ある行動ができなかった事を後悔し、乗り遅れてもやはり反省の気持ちがわきあがる。

 考えてみると、自分は昔から時間のコントロールが苦手だった。時間を逆算して何かを始めても大抵オーバーするし、5分前の5分前のさらに5分前の気持ちで動いてギリギリだ。

 そういえば腕時計を使っていた頃はいつも時計を早めていた。今の時代は自動で時間を調整してくれるので(調整されてしまうので)、自分の意思で早めの行動をしなければならない。

 この歳になってもギリギリ生活が治らないのだから、この先もずっとこの性質と付き合っていかなければならないのだろう。そう思うと情けなく感じるが、「それが自分なんだよ」という変な安心感も感じる今日この頃である。

 

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