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ドクターイエローに元気をもらう

 先日、ドクターイエローを見に行った。

 世の中にはすごい人がいて、時刻表のないドクターイエローの走行予想をしてくれるのだ。

 たまたま気づいた日が、走行予想日だった。

 見ると幸せになる、といわれている。

 パートナーと子どもの不機嫌に悩む日々が続いていた。

 偶然見るから幸せになるのだろうが、自ら掴みに行かねば待っていてもダメだ。

 間に合いそうにないので、パートナーにお願いし、車で連れて行ってもらおう。頼んでダメなら、それまで。

 嫌々ながらも連れて行ってくれることになった。

 電車好き、黄色好きの子どもも一緒だ。

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 ホームに上がるとすでに到着していた。

 都道府県をまたぐ移動が緩和されたせいか、子ども連れがそこそこいた。

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 ドクターイエローはとても綺麗な黄色をしていた。

 黄色が特に好きという訳ではないが、とても良い色をしていて、みているうちに何だか嬉しい気分になった。

 隣のホームに新幹線が到着し、ドクターイエローと対面した乗客たちも、中から写真を撮っていた。

 1番後ろまで歩いていく。

 そこには記念撮影を試みる家族連れや、ドクターイエローの撮影に来たであろう青年たちの姿があった。

 嬉しそうに写真を撮ったり、真剣に構図を考えたりしていたが、誰もがその黄色の車体に魅了されていた。

 発車の時が来て、子どもたちは手をふり、大人たちはその姿をカメラに収めていた。

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 すぐにホームは何事もなかったかのような日常の姿に戻る。

 我々もぶらぶらしながら、ホームを後にした。

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 自分でもあんなにテンションがあがると思わなかった。

 黄色には不思議な力があるのか。

 それにしても、白が定番だった新幹線を真っ黄色にするなんて、なんて大胆な発想なのだ。

 また、他の色ではなく黄色という選択。青空にも映えてキレイな色である。

 そして、ドクターの名も素晴らしい発想。

 ドクターイエローって何から何まですごいやん!

 久しぶりに素直なよろこびに触れる日となった。

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ありがとうございます^_^