改札機の配置がICカード有利になってきた

 毎日わりと大きな駅で電鉄会社の乗換えをする。

 自分は勤務地が変わっても職場は都会にあるため、通勤では自宅最寄りの特定の電鉄会社を利用し、乗換駅まで行くことになる。

 通勤定期は2枚持っており、必ず乗る電鉄会社は磁気カード、もう1枚はICカードの定期券だ。

 色々と理由があって、必ず乗る方はまだICカードを作っていない。

 じわじわとICカード利用者が有利な改札機の配置になってきた気配は感じていたが、先日、ついにICカードへの切替宣告を受けた気分になった。

 改札機が新しいものへと置き換えられたのだ。

 10台程連続で改札機が並ぶゾーンが4カ所程あるが、自分の路線のゾーンはICカード専用が中央にかたまり、磁気カードが使える機械は端の配置になった。

 この偏り、かなり困る。

 この駅は始発・終点駅なので、乗車と降車でホームを分けている。朝は乗る電車により入るホームが変わるため、切符や磁気カード利用者がうっかりICカード専用ゾーンに入ってしまうと、痛い視線を浴びながら、何故か謝罪しつつ反対の端まで移動しなければならない。

 これを初日に体験し、世の中はICカード利用者を優先する時代になったんだと感じた。

 確かに磁気カードは機械の中を通るので、メンテナンスが必要だ。消耗する部品も多いだろう。それに比べてICカードは接触するだけなので、メンテナンスにかかる費用は安くつくだろう。

 そうすると経費面でICカードを優先したくなる気持ちはわかる。しかし、同じ運賃を払っていることに変わりない。浮いた経費が見える形で利用者に還元されていると自分は思えないし、乗客としては平等のはずだ。

 そもそも車椅子やベビーカー、大きな荷物が通れる改札機も全体で1台ぐらいしかないのもいかがなものか。

 そんなことを思いながら乗換駅まで歩くと、こちらもやはりICカード専用機が中央に並んでいた。

 やはり自分の考えは方は自己中心的で世の中から少し外れているのだろうか。

 そう思いながら、ホームへと急いだ。

 

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