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帳簿の世界史 ジェイコブ・ソール 村井章子訳 文藝春秋 2015年

古代ローマ帝国から近代までの欧州を中心として、「帳簿」が歴史にどう関わったのかがよく分かる1冊

17世紀以降のアメリカや、直近のリーマンショックまでの流れなどにも触れられており、歴史好きな人だけでなく、
経理や会計に携わっている方でも歴史に興味を持てるように面白く読めます。


会計用語も少し用いられているが、イタリアのメディチ家の盛衰、スペイン帝国の凋落、フランス革命が
なぜ起こったのか、アメリカの独立はなぜ成功したのか、会計手法の成り立ちから経済発展まで、
大きな世界の流れが「お金」や「帳簿」という視点で語られているのが非常に興味深いです。

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