2022購入本 vol.1

ざっくりいうと今は　人の話を聞いてどうにかする　仕事をしていて、面白いんだけど年中憔悴していた気がする。結局今年も人と関わることは好きになれず、自分がコミュニティの絶対的存在的な立ち位置からどう抜け出せるか、どう多くの人と信頼関係を少しずつ持ちあえるか、みたいなことばかり考えて実践していたら、1年が終わっていた。

仕事以外の時間に他人に話せることや話したいことがない…みたいな時間も長く、けど思うことは色々ありどうしようもない時に助けてくれたのは本や音楽だった。きっとこの先もそうだと思う。

なんだか最近友達や仲間と過ごした時間のことをSNSでシェアしたい気持ちにならないのだけど、私が一人で過ごした時間のそばにいた本のことはシェアしてみたい気持ちになった。「みんなと過ごしてない自分はこうなんですよ」ということが言いたいだけかもしれないな…笑

ほぼ積読だったり、江別港（ほぼ職場）に置いてある本もあったりするので、ご近所さんで気になるものがあれば読みに遊びにきてください。
あと、私にオススメしたくなった本などがあれば教えてください！（切望）

ひとまず歌・写真・絵の本のまとめです。（実用書？とかエッセイ本とかは年明けに出そうかな）

短歌

イマジナシオン　/ 　toron*

セイラさんからプレゼントしていただいた。
今年1番側にあった歌集かもしれ
ない。
自分が生きていくために必要だった覚悟のようなものを言葉(歌) にしてくれているような気に勝手になっている。

きずつくと、きづく。関係は刃を立ててようやく香る不知火だから

音楽　/　岡野大嗣

去年12月に買ったけどどうしても紹介したい。
大好きすぎてどこへでも持って歩いたので、なんだか年季が入って見える。 
自分の誕生日に、音楽からいくつか短歌を選んで自分に言いきかせようと決めた。
うまくできたかはわからないけど、心強かった。

名曲をいつか作るんだろきみは嫌いをきちんと嫌いでいてよ

真夜中と友達　/　七森環

自分と友達の間に流れているものが言葉になっているかんじがする。 
あのひと元気かなあとか、会いたいなあと思い浮かんでくる本。

落ちてゆく視力おもいでしか見えず
話し相手の花枯れてゆく
短歌連作「大山椒魚」より

オールアラウンドユー　/　木下龍也

他人(大切におもっている人)といる自分の脆さ…みたいなことを思う。
今はものすごくわかると思うけれど、いつか越えられるといいな。

声にして意味の重さを与えれば 音も私も壊れてしまう

ひとり遊びと ひとり言　/　短歌：月夜野みかん　絵： YUKA

かわいい強さ！私はこうなりたい んだよ….という気持ちになる。 
力つきて諦めていた文フリ札幌、 友達がおつかいをしてくれて 買うことができた。ありがとうございます…

思い出は擬音になって滲んでけ 輪郭は消す 指先で消す

わたしの嫌いな桃源郷　/　初谷むい

好きってこんなかんじだな、本当に…。 と思いながら読む歌が多かった気がしている。 

BIG LOVE 第一話 思い出せ! やさしい記憶や物語 
会ったことのない人を好きになったり それがすてきな切符になったり

柴犬二匹でサイクロン　/　大前粟生

歌ってくれてありがとう！本当にそれなんだよ・・・という気持ちになる。
自分の軸がゆらぐ時に読んでグッとくる本。 

まなざしの祈り呪いもこやしにできる枝垂れ桜に私らなるから

食器と食パンとペン　/　安福望

ほっとする絵と短歌がとても良い。 この本から短歌を読みはじめるのも楽しそうだなと思う。
 ブックコーディネーターの方からプレゼントしてもらった大切な本。

百年後　嵐のように恋がしたいとあなたは言い　実際嵐になった　すべてがこわれわたしたちはそれを見た　/　野村日魚子

死んだ大切な人・死にたい自分。 死にたい大切な人と生きる自分のくらし・・・という感じ。
なめてかかるとこの歌集に殺されそうな気がする。 

死んでしまうのはこわいこわいよ砂糖まみれのミルク珈琲

コンビニに生まれかわってしまっても　/　西村曜

特に仕事で、迷ったりなやんだりした時にグッと背中を押してくれる歌が沢山ある。
年度末に読んで元気をもらった気がする。

味のないガム吐き捨てる誠実を。 味のするガム捨てる勇気を。

ねむりたりない　/　櫻井朋子

本当にねむりたりなかった時期に買った。
今じゃないかもねーと春先は思っていて、奥の方にあったけれど、
今はしっくりきそうな気がしてうれしい。

秘密には終わりもはじまりもなくて 夏至の港に花が咲くだけ

サイレンと犀　/　岡野大嗣

「たやすみなさい」(岡野さんの歌集)が 私が短歌の入口だった。 
この本は今更ながら…..という気持ちで買った。
本当におかゆのような、メンタルの元気が全くない時の支えになってくれる歌集だと思っている。 

つかれたよ つつじの蜜に致死量があるのならここで休めるのにな

既読　/　鈴木精良

大好きなセイラさんの短歌集！「どこから短歌や歌の情報を得ているの…？」と聞かれることがあるのですが、ほぼほぼセイラさんの発信で知っています。

壊さずに目でたしかめる関係の電池のなかみのようなあやうさ

サウンドスケープに飛び乗って　/　久石ソナ

多分ジャケ買いだった。 札幌の歌人さんで、冬の北海道の表現のわかるなぁが心地良かった記憶。全然読み返せていないな。

故郷という名前の景色に変わるのか 防風林の続く平原
↑自分と江別の関係性っぽいなと思っている。

さよならバグ・チルドレン　/　山田航

「スタートラインに立てない全ての人たちの ために-」という書きだしと、
サイン本だったことと、表紙のデザインがいいなと思い買った。 まだちゃんと読めていない。
 札幌、ステキな歌人が沢山ですごい。 

いつだってこころと言葉を結ぶのが下手だね どうしても固結び

肌に流れる透明な気持ち　/　 伊藤紺

あまり恋愛的なかんじの本や短歌を読まない(好きじゃない)のだけど、
 好きじゃないけど読みたいかもという謎の気持ちの時に買った本。
なんだかんだ、わかるよ という気になる。買ってよかった。

口ぐせをうつしあったらばらの花 いつまでも いつまでも残るよ

ビギナーズラック　/　阿波野巧也

ずっと気になっていた歌集を古本で見かけて買った。
途中までしか読んでいないけれど、暮らしの感覚···· というかんじがする。 

もう出ない蛍光ペンの筆先をざらざら押し付けながら会いたさは

たん・たんか・たん　/　美村里江

つんどくしている.…。「好きなもの呪文のように 書き続け私にだけ効くマントラ とする」という歌にひかれて買った本。 日常のうたというかんじがパラパラ 読んでしている。

羊と羊と羊　/　星川史香

友達の友達がつくった本。 
「私のこと」を言っているみたいというより、友達の話を聞いているみたいな気分になる。 

今はもっと面白いと思うよ そういうわたしは望んでないか

赤彦歌集

なに言ってるのか(昔の言話づかいで）わからないのだが、なんかいいなと思い買った。 

夜の街でよみを止めぬ灰の上に火鉢の縁の影する寒さ

詩

する、されるユートピア 　/　井戸川射子

「バイバイ、グッドモーニング」が手に取った当時(2022.07) ものすごく私だと思っていた記憶が あるけれど、読み返すと不思議なかんじがする。
 何を言っているのかわかるようでわからないが、心地良い。

山羊の歌　/　中原中也

中原中也、かなり有名人らしいが知ったのはつい最近で、この本を手に取った理由は「推しがものすごく推している歌人が中也だった」ということだけ…。あんま読めてないけど、大切にしたい。（自分のチョロさにも気がつけたかんじがして良かったです…。）

月に吠える　/　萩原朔太郎

ジャケ買い(を安易にできる値段ではなかった)けど、そうしてしまった。
 地元でこんなステキな本と出会えたことが嬉しかった気持ちもある。
 ペーパーナイフで切らないと読めないページが多く、変な人だなと思う。
名前の読みが「さくたろう」 ということは、買ってしばらくして知った。

青猫　/　萩原朔太郎

さくたろうへの親近感があるなと思っていた時、
偶然好きな古本屋さん(弐拾dB)で売られていて買った。タイトルも良い。 
最初のまえがき?が長くてうける。
 面白いひとだなと思うけど、 詩自体はあまり読めていない。

新編 木下夕爾 詩集

尾道の本屋さんに注文したもの。 
「星へ」をインスタに投稿していて、それがとても良くて買った。
 一緒におくってくださった手紙の言葉も良くて生きてて良かったと思った。
 詩の声は届いています…。

指差すことができない　/　大崎清夏

「踊る自由」という歌集が好きで、 その後買ったもの。けど、大崎さんの言葉がすごく怖いと思ってしまうのは一体 なぜなのだろうか…
この歌集も実は全然読み込めていない。
いつか読める日が来るのだろうかと思い(来てほしいと思い) 手放せない。

適切な世界の適切ならざる私　/　文月悠光

ほぼ積読…。 文月さんの詩、私にとって結構怖い。
 意志の強さに負けそうな気になってしまうのかもしれない。
心が揺らいでも大丈夫と思える時に開きたい本。

パラレルワールドのようなもの　/　文月悠光

文月さんのツイートが好きで、 もう一つの詩集はつんどくのままなのに買った。 
「救わない」は、なんだかわかるなぁと思いながら読んだけど、
まだ半分も読んでいない。 (読めないんだよなあなぜか)

君のそばで会おう　/　銀色夏生

確か「勝手にふるえてろ」 と同じタイミングで買った。
寂しさとの付き合い方…と思っていた時だった気がする。
 母が銀色夏生の本をよく読んでいて、 「カイルの森」という物語は私も好きでよく読んでいた。 
この詩集は積読となっている…..

原爆詩集　/　峠三吉

歌であったことを残す表現が気になって買った。 積読…。

小説

死にたい夜にかぎって　/　爪切男

コロナでくたばっている時に読んで良かったな~と思った記憶しかない。 
弐拾dB(尾道)の古本屋さんで、タイトルに目がいって買った。 
内用薬ブックカバーをつけてくれたことが何より嬉しい。 
いつか読みかえす時は来るの だろうか…。

勝手にふるえてろ　/　綿矢りさ

全然内容を思い出せないけど、寂しさを恋愛でうめるってなんか違くね?と思っていた時期にスラスラ読めてスッキリした記憶はあるので、そういう時にまた開いてみようと思う。

きみだからさびしい　/　大前粟生

"対等でありたいともがき、傷つきませんようにと願う"という帯の言葉がとても良い。 
大前さんの歌集を読んでいた時、小説も書いていると教えてもらい買った。
かなり面白くて、1日で読み切ってしまった。今でもたまに読み返す。 
終わり方が本当にいいね・・・と思って いる。みんなどう感じるんだろう。

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい　/　大前粟生

"きみだからさびしい"を読んですぐ買った。「傷ついていく七毒と麦ちゃんたちを、やさしさから自由にしたい白城は、ぬいぐるみとしゃべらない。」で 終わることのくるしさにグゥ~という
気持ちになった記憶がある。 近々読み返したい。

私と鰐と妹の部屋　/　大前粟生

マジで気持ち悪い。
疲れている時に絶対読めなくて、
あまり進まない本。
おかしくて楽しいんだけど、怖さもある。 大前さんの短歌も小説も短編もすごく好きなのだけど、どれも全然違って、この人は一体何者なのだう…という謎な気持ちでいる。

へにゃぽ　/　へにゃらぽっちぽー

ぜんぶ文字なのだが絵本のように感じてしまう。 
きもち悪さが普通にある面白さ・・・・ 現実に疲れちゃった時に読みたい本。

ダンス・ダンス・ダンス　/　村上春樹

冬の札幌から始まる話だと書いてあり、年末年始の帰省で読むつもりで買った。 
上巻しか買わなかった。
途中まで読んだけど、怖くてけど大事なことが見つけられそうで面白い。
相変わらず面白かったら下巻もさがしに行きたい。

未必のマクベス　/　早瀬耕

江別の作家さんであることを先輩から教えてもらって、
借りて読みはじめたタイミングで行った古本屋 で見つけて自分用にと買った。 
まだ全然読めてないけど面白い。

老人と海　/　ヘミングウェイ

自然の中でくらすというか、生きている人の強さ。岩手で漁師をやっている人たちのことや、そこでの日々を思い出した。 大きな成功を手にすることへの執着の行きつく先は誰にもわからないが、そんなことは関係なく、自分の納得いく道を選びたいなという気持ちになっている。

一九八四年　/　ジョージ・オーウェル

つんどく…。音楽ライターの友達が
オススメしてくれて買った本。

このかんじのお話を読んでこなかったので、どんなことを思うのか楽しみ。

ちいさな手のひら事典 おとぎ話

「おはなし」を覚えるのが本当に苦手だけど読むのは大好きで、 夜眠る前に読むのにピッタリ!と 思い買った本。見た目もとてもかわいい。お気に入り。

銀河鉄道の夜　/　宮沢賢治

名作だけどちゃんと読んだことないなと思い買った。 そのうちよみたい。

火花　/　 又吉直樹

1回読んだ気がするけど、どんなだったっけ.….と思い買った。 又吉の雰囲気が良いなと思っている。 彼のこと全然知らないけど。

猿飛佐助

何の本か全くわからない。 （笑）
けど、小さくてかわいくて買った

写真

ただのいぬ

ただのいぬです。ただ・・・ タイトルに込められたおもいに、わー。となる写真集。 いい本です。

発熟　/　鈴木隆司

写真集。モノクロだけど色が わかる(自分が見てきた景色とかさなる)感じがして好き。

秋と冬 私の心を彩ったり、まっさらにしてくれる。
Haru.
/ 大倉芽依

季節のあたたかさが切り取られていてステキだと思う。 
くらしと環境の変化が共にある美しさってあるよなぁ

オホーツクおしゃべり仲間　/　関勝則

ヤバすぎる。面白くオホーツクでくらす動物のことを知れる本。

絵

本当のヒロインはこんなこときっと思わない　/　黄身子

【4コマ】 「私は恋愛という概念そのものにめちゃくちゃ恋をしてきたし、たぶん今もしていますが、それがなんなのかは全然わかりません。」と書いている人がえがく女の子のきもち。
すごく好き。友達と話しているような気分になる本。

はかれないものをはかる 　/　工藤 あゆみ

たしかに目に見えないけれど、 本当のことはわからないけれど、 自分自身や他者との関係性の中で 頭がゴチャゴチャしだした時にはっとさせられる本。 そういえばそうだったね。がみえる。

my love　 /　 komatsumizuki

スケッチも 言葉もステキでホッとする。

ニューテレポーテーション　/　TAKAHASHIYUKI

タイトルとかわいさで買った。 「デザイナーさんですか?」ときかれて少し嬉しかったな…笑

この間のはなし　/　煤田真美

マンガ 。本当にこの間のはなしだった.…笑 友達の話を聞いているみたいで面白かった。

夢のつづき　/　中島瑞季

マンガメイン。絵がかわいくて買った。 まだ全然読めてないけど、 
テーマが不思議で楽しみ。

映画の絵本　/　橋本勝

映画、本当にみないのだけど、 友達や先輩に映画好きな人が多くて、
絵本からなら始められるかも….と思い買った。表紙が怖い。積読。

犬の生活　/　津田直美

犬のための絵本…! 犬とともに暮らす人間にも役立つ絵本だと思う。