提案資料で意識すべきたったひとつのこと

※多少過激な描写がございます。性的な描写ではございませんが、18歳未満の方はご注意ください。

※コンプライアンスに配慮して、部分的にフェイクの情報と入れ替えております

新人の折、私は積極性を示そうと思い、「今度のアポの提案資料を任せて下さい」と自ら上司にお願いした事がある。
上司は少し不安そうであったが、「挑戦してみろ」とそれを承諾した。

初めての事で手こずる事が多く、退社後も家で作業してようやく提案資料は完成し、その提案資料を上司にメールで送ったのはたしか午前4時頃だった。

その時私が担ったのはとあるスタートアップに新人研修を提案する営業だった。
必死にひねり出した内容は「事業をボードゲーム化し、チームで戦力を練り、取り組んでもらう。楽しみながら事業への理解を深める。」というものと、
「営業ロールプレイを全員に行う。クライアント役は断固とした厳しい態度で新人にのぞみ、営業の難しさを教える。」
といったものだった。

出社すると上司は私を会議室に呼び出した。そして激しく私を叱責した。
「なんだこの提案は!どういうつもりで作った!しかもこんなものを作るために徹夜をしたのか!」
私は必死に弁解をした。
「クライアントの為を思って最高な提案をと思い、徹夜してしまいました。何がそんなにダメなのでしょうか?ボードゲームは導入として非常にとっかかりやすいと思いますし、営業的感覚はどの部署であっても必ず必要です。」
「クライアントの事業をボードゲームで、それも愚かなお前が再現出来ると考える事は誰が見ても明らかな侮辱だ!
そして何が『営業的感覚は全員に必要だ』だ!お前の浅はかな考えを他人に押し付けるのか!そもそもお前相手に営業ロープレをして何が身につくというんだ!いい加減にしろ!クライアントの貴重な時間と労働力をゴミみたいなゲームとおままごとに使わせるな!
しかも徹夜なんかしやがって!働きたいならこんな事に時間を使うのではなく、コンビニでバイトをしろ!」
私は思わず不満気な顔で上司を見上げた。すると上司は私にピシャリと言った。
「お前は顧客の為などと愚かな事を言って、こんなものを作った!
私は知っている。お前が本当にやりたいのは顧客の便所で排便する事だ!そんなに糞をたれたいのなら、そうさせてやる!来い!」
そういうとすぐに上司はその企業に勤める知り合いに電話をして、アポを取った。

上司は会社を出る前に、徹夜で作った資料を五部ほど印刷するように私に言った。
私は上司がなぜ資料を印刷させたのか分からず、ひょっとすると、一見怒っているように見えて実は提案を評価しており、アポでは私から提案させてもらえるのではと少し期待した。
私は手際よく資料の準備をすると、それを携え上司ととともに客先に向かった。

クライアントのオフィスに着くとすぐに受付が上司の友人をよんだ。
エレベーターから降りて来た彼は笑いながら、地下の方が良いかもと階段を指差した。
上司が感謝の意を伝えると、彼は「それじゃあ、また」と言ってエレベーターへと戻って行った。

私は上司と地下に降りた。上司は終始無言だったが低い声で「トイレはどこだ?」と私に問いかけた。
私は半ば状況が信じられず、びっくりした顔で「あの奥に案内が見えます」と指さした。
「そうか」と上司は私を引っ張っていこうとした。
私はいよいよ上司が本気なのだと分かり、「すいませんでした。資料を作り直すので本当に勘弁して下さい。」と必死に抵抗した。
しかし上司は力を弱める事など一切なく大便個室に強引に私を連れ込んだ。
「お前はクライアントのトイレで排便したいんだ!ほら、出せ!」
私は気がつくと涙を流していた。そして
「すいませんでした。勘弁して下さい。」とただただ繰り返すばかりだった。
上司はそんな私をしばらくじっと見ていたが、おもむろに口を開くと
「なら、分かった。後ろを向け。」と言った。
私はびくびくしながら後ろを向いた。
「俺が手伝ってやる」
そう言うと上司はその指を、私の肛門に挿入し激しく動かした。
「うあ」と私はうめいた。
それでも上司は容赦なく指を動かし、そして暫くすると穴は弛緩し、間も無く私は卑屈な便を垂らした。
「ほら、それでいんだよ!もっと出したいんだろ!ほら!」とさらに激しく上司は私を誘導した。
私は身をよじらせるので、上司と私の服そして排便個室は、私の大便で汚染されていった。
「お前、入社の時、何事も常に本気で取り組みます、って言ってだろ!本気をみせろや!」
上司は私に強い口調で言った。
「すいませんでした、すいませんでした」と私は泣き叫んでいた。
そしてまもなく私は本気をみせた。激しい音と濁流が私から放出された!上司や私、鞄、服、排便個室にある全てのものが私の色に染まった。
「できたじゃねぇか、すげぇよ!お前全部出したんだよ!」上司は両腕で私を抱きしめ、思いっきり頭を撫でた。
「お前、やったんだよ!ほら!全部お前がやりきったんだよ!すげぇよ!」
私は呆然とただしくしくと泣きながら大人しくしていた。
上司は優しく、私の耳元で囁いた。
「余韻に浸っている場合じゃない。綺麗にして帰るぞ。あの資料出してごらん?」
私は茶色の鞄から資料を取り出した。
「分厚いなぁ、だってこんなに我慢してたんだもんなぁ」
上司はその資料で私の顔を丁寧に吹き始めた。
「俺、最初この資料を見た時、やばい奴雇ったなってびっくりしたよ。徹夜までして、更にそれを業務時間外に社内メールで送ってくるなんて。労務にバレたらアウトじゃん。でもお前が本当にやりたい事がすぐ分かったよ。だってお前から屁の匂いが漂っていたからな。ああ、こいつは排便したいんだって。こんなに無駄に沢山の資料を作ったのも、それだけ撒き散らしたい、撒き散らすだけの便がある、そう思ってたんだよな。」
上司はもう一度私を強く抱きしめた。
「だが、今のお前はまだまだ一人よがりだ。もっとお客様に向き合って同じ目線で仕事をしろ。気持ちが大切なんだ。気持ちが。」
私の頬に涙がつたった。
「さあ、切り替えていけ。」
上司は笑顔で私に資料を渡した。私は嗚咽をあげながらその資料で便所を綺麗に掃除した。

それ以来私は気持ちを引き締め、お客様の目線に立ち、「それって君が排便したいだけだよね?」と上司に言われないよう考えに考え抜いた提案をするようになった。
身を呈して私に成長機会を下さった上司には今でも感謝している。

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