モンゴル前編 #6 ついに再会!ウマオとチャタロウ!
朝、目が覚めると同時に頭がガンガンしている。
さすがに昨夜は少し飲みすぎたかな。
既に日は昇っていて、隣のゲルに行くとちょうどみんなが朝食を取っている所だった。
「よく寝れたか?」とムギさんが笑顔で差し出してくれた朝食を受け取る。
みんな牛の乳搾りなどそれぞれの作業の為に日の出前には起きてたはず。
寝すぎてしまって少し申し訳ない気持ちがする。
一年前はあれ程嫌いだったツーヴァン(肉うどん焼きそば)も、ツーテーツァイ(塩ミルクティー)も今では懐かしさも相まってかすごく美味しく感じる。
ゲルの熱気に暑くなって外に出ると、一面の青空に乾いた風が吹き付けてくる。
一年前の療養中にもよくやっていた薪割りをしていると、色々と馬旅のこととかを思い出す。
「おーい、トヨター!」
「トヨタじゃなくてタイトだよーー!」
とりあえず呼ばれた方に行ってみると、そこにはウマオとチャタロウが!!!
遊牧民のバチカさんが俺の為に繋いでおいてくれたらしい!
ウマオは相変わらず機嫌が悪そうだw
やっぱりモンゴル人でも乗るのが難しいらしくて普段はバチカさんが乗って調教しているらしい。
久しぶりの乗馬でいきなりウマオは大丈夫なのかと少し心配だったけど、思い切って乗ってみたら意外とすんなり乗れた!
やや暴れ気味で抑えるのがやっとだけどやっぱり速い!!
軽くその辺をひとっ走りして、昼食を食べた後、もう一回ウマオに乗ろうとしたら乗る時に暴れて手綱を離してしまった。。。。
バチカさんが別の馬に乗って捕まえてくれたから良かったものの、これが一人の馬旅中に起きていたらと思うとゾッとする。
ウマオは興奮気味だから、チャタロウに乗って遠くにいる馬の群れをバチカさんと探しに遠出した!
去年は全然早くなかったチャタロウも、一回り体も大きくなっていて、スピードも見違えるほど早くなっていた!
ウマオと比べるとのんびりマイペースなチャタロウは乗りながら写真を撮れるほど安心できるw
ただ食い意地も相変わらずで、すぐに隙を見つけては草を食べようとする。
走っている時ですら草を無理矢理草を食べようとする程の食い意地ぶりw
そりゃ体も大きくなるわな!
結構離れたところに馬の群れを見つけてゲルの方まで誘導した。
遮るものが何もない草原を馬で駆けるのはやっぱり気持ちいい。
夜は水汲みを手伝いに行って寝た。
久しぶりの乗馬と労働で少し疲れた。
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