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川原田遺跡【縄文時代】

1 場所
 浅間山の南麓、御代田町大字塩野に所在し、古刹真楽寺の東に隣接する。標高は標高 870m。
https://goo.gl/maps/RJ27atqDL8p31Ud39

2 概要
発掘調査は 1991 年に行われ、縄文前期の住居跡6軒、縄文中期の住居跡 46 軒のほか、平安の集落などが発見されている。
川原田遺跡を一躍全国区にしたのは、なんといっても焼町土器の出土である。焼町土器は、メガネ状の把手と曲隆線、刺突などを文様に持った約5,000前の中期縄文土器である。
焼町土器はその重要性から、平成 11 年国重要文化財に指定された。現在、焼町土器は御代田町浅間縄文ミュージアムで常設展示されている。
なお、平安時代もじつは重要な遺跡で、寺院関係とみられる遺構や墨書土器が見つかっている。

3 ミニ案内
 川原田遺跡の直上を通過する浅間サンライン、付近には超人気店の信州蕎麦店”地粉屋”がある。昼食時には行列ができるので前後に時間を外していくといい。さらにその東には、カフェ”ル・パステ”がある。なお、川原田遺跡の発掘調査報告書は、こちらからダウンロードできる。https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/8911
                             (堤 隆)

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