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入山峠祭祀遺跡【古墳時代】

1場所
 国道18号碓氷バイパスを群馬方面へとのぼり、入山峠頂上手前のガードレール左手に遺跡の案内看板がみられる。
https://goo.gl/maps/HeXEwuoNmXvXceTJ6

2 特徴
 阿智村の神坂峠、立科町の雨境峠とともに全国で3つしかない古墳時代の峠祭祀遺跡である。碓氷バイパス建設で中核部分が昭和44年に発掘調査された。調査では遺構はみつからなかったが、祭祀に用いられた管玉などの玉類や剣形品や臼玉等の石製模造品等が古墳時代の土師器とともに大量に出土した。神坂峠―雨境峠―入山峠のルートは古墳時代の幹線道路と推定され、古東山道と呼ばれる。軽井沢から入山峠へ向かう道は古東山道の推定ルートは古道の趣にあふれている。今も頂上付近に残る馬頭観音周辺でかつては多くの石製模造品が出土したといわれている。

3ミニ案内
 軽井沢町にはいると、見慣れたはずのコンビニや大型電気店、ドラッグストアなどの店舗の看板の色が他の地域とは違っていることに気が付く。軽井沢町では屋外広告物条例により彩度制限があり、景観的に目立たないような色にしているのである。また、7月25日から8月31日までは夏季工事自粛期間ともなっている。国際観光都市、軽井沢ならではの景観である。                    (桜井秀雄)

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