『あまりに素晴らしかったVIVA LA ROCK2021のOP挨拶を書き起こしてみた』(初日編)
2021年5月1日〜5日の5日間、さいたまスーパーアリーナで2年ぶりに有観客で開催されたVIVA LA ROCK2021。
いろいろ危惧された中、安全で清潔でクリーンなフェスとして見事に最後まで走り抜いたのは前回の記事に書いた通りなのだが、最後まで無事にやり抜けた1番の原動力になったのは、主催者である鹿野淳さんの“音楽を、ロックを守りたい“という愛と情熱だったんじゃないかと感じた。
『ビバラ!オンライン2021』(配信)で観た5日間の鹿野さんのオープニングの挨拶を、ここに書き起こしてみたいと思う。
鹿野さんの熱いスピーチを聞いた『ビバラ!オンライン』MCの芦沢ムネトくんは、「これはもう、、タイムテーブルにアーティストと並んで”鹿野淳“って載ってもいいんじゃないですかね⁉︎」と感嘆していた。
これは、大袈裟ではなく、”日本の音楽を守るための戦い“だったのだと、その場に居なくても身の引き締まる思いになった“名演説“を、開催に否定的だった人たちにも、ぜひ読んでいただきたいと思っている。
5月1日(初日)
「皆さーん!お久しぶりでーす!VIVA LA ROCK2021へようこそ!来ていただいて本当にありがとうございます!久しぶりに音楽フェス、ロックフェスに来たなぁって方も、いらっしゃるんじゃないかと思います。どうか、その気持ちを裏切らないように、皆さんと一緒に1日、最高の時間と空間を作っていきたいと思いますので、よろしくお願いします!」
「今申し上げたように、VIVA LA ROCK2021を成功させるためには、そしてここから先の、みんなの大好きなライブ、イベント、フェス、エンターテイメントへバトンを繋ぐためには、今まで以上に皆さんのご協力が必要です。それを今から、改めて申し上げさせていただきます。」
「まずはマスク、消毒、よろしくお願いします。何かある度に、いろんな所に消毒器が有ります。変な物は混ぜてませんので、シュッシュとして行ってください。よろしくお願いします。」
「マスクに関して、入口で全ての皆様に、本日はこの黄色いマスクを配らせていただきました。ちなみに、中に文章が書いてあって、そこには”11,500人のために、このマスクを作った“と書いてあるんですけど、それぐらい昔から考えて作っていたものです。当たり前なんですけど、11,500人本日はいらっしゃいません。1万人でございます。」
「そして、そこにも書いてあるんですが、このマスクは必ず、皆様がここまで来た、ご自分のマスクの上に着けてください。”この空間が華やかになればいいなぁ“っていう気持ち一つで作った物ですが、”2枚マスクを着けるのは俺はしんどいぞ!”“私はしんどいぞ”という方は、もちろん装着されなくても全然構いませんので、ご自分の気持ちの中で、そこは判断していただきたいと思います。」
「そして飲食に関して基本的に、我々の全方のスタンディングゾーン、そして200レベルという入口から入っていただいた、そこの1周の廊下に関しては、ご飯を食べるのは禁止させていただきます。」
「ただ、スタンド席、アリーナ後方の椅子席、そして階段とかエスカレーターを登って行くと4階、皆様から見て上のスタンドの階になるんですけど、そこの廊下の所には、たくさんのテーブルと椅子が、仕切りも含めて置いてあります。壁と向かい合う形にはなってしまうんですけど、そちらの方でもご飯を食べれますので。」
「とにかく全ての箇所で・・・申し訳ない!黙食をお願いします!そして、どうか向かい合ってご飯を食べないように、よろしくお願いします!」
「えー、、もちろん皆さん持ってないと思うんですけど、アルコール、今年に関しては全面的に禁止にさせていただきました。」
「さいたまスーパーアリーナ、凄く便利な場所で、もちろん我々のフェスティバルも出入り自由なもので、外に行っちゃうとアルコール有ります。・・・ごめん!頼むから、今日飲まないでください!そして、頼むから持ち込まないでください!」
「もちろん僕らも荷物チェックしてますけど、まずは皆様の気持ち一つです。どうか今日はアルコールを控えていただくよう、そしてお家に帰って想いに耽って、“クッと“飲んだりとかしてくださるよう、よろしくお願いします。」
「席取りに関しても、この空間、こんなに大きいです。今はまだ、(開演前なので)皆様の右も左も全然人が入っておりません。だけど、本日1万人いらっしゃいます。そうやって考えていくと、一席ずつ全てのエリアが塞がっておりますので、席取りをしちゃうと皆様が困ってしまいます。」
「ですので、とにかく“自分のために席取りをしない“という気持ちを持ってください。もうご存知だと思いますけど、一席空けシート、多くのアーティストの方からコメントをいただいてるものを、アトランダムに貼ってあります。」
「えー、、本日これから、どんどん沢山の方々が入場されると思います。混雑状況は、グッズやトイレとかいろんな事は、アプリの方で紹介していきますので、よろしくお願いします。」
「あとは、、みんな・・・本当に(ルールを)守ってくれてありがとう。全然声が聞こえてきません。それが、僕は今日嬉しいです。声出し、禁止させていただきます。」
「タオル・・・みんな持ってるタオル、、ごめん!振らないでください。ただ、椅子席の方、立ち上がってもらうのは自由ですので、それは皆様にお任せします。そしてダンス、ピョンピョン(跳ねるの)、全部OKです。距離感が有りますので、横にズレて他の皆様の方に行かないよう、それだけ注意してください。CAVEステージに関しては、足元に黄色い悪魔くんのマーキングがしてあります。そのマーキングの所まで来ていただければ、ありがたいです。」
「えー、、以上になります!皆さん!みんなが本日音楽フェスティバルに来た事、VIVA LA ROCKに来た事を、誇りに思えるような1日にしたいです!改めて、そのために皆さんの協力が必要です!」
「頑張ってルールを守った上で、思いっきり楽しんでいってください!このルールを自分の中で受け止めちゃえば、あとは、もんのすごーーーく楽しいですから‼︎ものすごい楽しい1日を過ごしてください!よろしくお願いします‼︎それでは、VIVA LA ROCK2021、スタートします!」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
次回(2日目編)に続きます。
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