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コンゴの「悲劇」紛争下の性暴力は今も。

今日の新聞 (2019/04/29)

コンゴ民主共和国のカサイ地方で「反政府運動の鎮圧」という名目で政府軍兵士や政権派の民兵が性的虐待を繰り返しているという記事


内容が非人道的で言葉を失いました。
第二次世界大戦とかの昔に性暴力があったことは知っていましたが、今のこの時代にも多くの女性が傷つけられているという事実にショックを受けました。


昨年、コンゴのデニ・ムクウェゲ医師らがノーベル平和賞を受賞したことで紛争下の性暴力を撲滅する機運は高まりましたが、今回毎日新聞の兵頭公治記者が取材したカサイ地方は交通の便が悪いことなどもあって、国際社会の「関心があまりに低い」(現地国連幹部)そうです。
また、現地メディアも政府の監視・規制が厳しく、十分な取材ができないようで、兵頭記者は「世界が知らぬ『悲劇』」という見出しをつけていました。

コンゴ政府は民族間対立を統治に利用し、コンゴに多数存在する多民族同士の衝突をあおったとされています。
政府軍兵士による人権侵害の責任をコンゴの大統領は問われていません。

紛争下の性暴力は兵士や民兵が性的欲求を満たすためでなく、戦略的な武器としても利用されています。
レイプすることで敵対する民族の尊厳を傷つけ、コミュニティーを自分たちが支配しているとアピールするのが目的です。

ノーベル平和賞を受賞したムクウェゲ医師は、「この悲劇に目をつぶれば加担することになる」と国際社会の支援が不可欠だと強調しています。
遠いどこかの国の誰か、ではなく、同じ地球にいる私と同じ人間がむごい状況に置かれているのを知ることがまずは大事だと思いました。

そして、早く支援と対策を行わねばならぬと思いました。

感謝感激雨あられ!