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性暴力無罪判決の意味がわからん

今日の新聞(2019/05/26)

社説 相次ぐ性暴力無罪判決 抵抗できない実態議論を

名古屋地裁岡崎支部判決や、静岡地裁浜松支部判決など、最近の性暴力に関する司法判断は間違っていると思います。
強制性交罪等の成立には被害者の抵抗を著しく困難にする程度の「暴力や脅迫」があること、あるいは抵抗できない「抗拒不能」の状態にさせることが要件になっていますが、そもそもこの要件がおかしいです。
「抵抗できたはずなのにしなかったのは、同意があったからだ」と周りの人が勝手に決めるべきことではありません。
その時どういう状況で、どんな心境だったのかは本人にしかわからないことです。
「やった本人はいじりだと思ってても、やられた本人がいじめだと思ったらそれはいじめだ」という考えと同じだと思います。
社説でも述べられていたように、被害の現実と法の構成要件を巡る解釈にギャップがありすぎます。
被害者の抵抗ではなく、性行為の同意の有無に焦点を当てて、「不同意の性行為」を犯罪とすべきです。
被害者の方がこれ以上傷つけられないような法改正を願います。

感謝感激雨あられ!