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アイヌを観光資源として利用・消費したらあかん

昨日投稿できなかったので、昨日の新聞について書きます。

昨日の新聞(2019/04/19)

アイヌ支援新法が成立したという記事

正式名称は「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」です。
法律として初めてアイヌを「先住民族」と明記し、独自の文化の維持・振興に向けた交付金制度を創設するもので、19日に参院本会議で可決、成立しました。
先住民族への配慮を求める国際的な要請の高まりに応えた形になります。
しかし、北海道アイヌ協会が求めていた個人への生活支援は盛り込まれておらず、協会理事長の加藤忠さんは「差別と経済格差は今もある。対話を重ねる」と述べていました。

北海道では、アイヌ文化の振興拠点「民族共生象徴空間」が2020年4月にオープンします。
それに伴って、札幌駅から大通駅に行く地下歩行空間にもアイヌの文化を紹介する展示コーナーが新しくできていました。
まだ満足できる状態ではありませんが、「先住民族」と表記されたことや交付金制度ができたことは大きな進歩だと思います。

私は、北海道アイヌの歴史を勉強して、長きにわたってあんなに迫害してきたアイヌを観光資源として押し出すのは都合がよすぎると感じていました。
アイヌを利用・消費するのではなく、アイヌの人々や生活を尊重するようになるよう、対話を進めてこれらをうまく生かさなければならないと思います。

感謝感激雨あられ!