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11/11 ポルトガルで「君たちはどう生きるか」を観てきた

タイトルの通り、ポルトガルはリスボンでジブリ最新作の「君たちはどう生きるか」を観てきた。ポルトガルでは2日前に公開されたばかり、ほやほやだ。

ポルトガル語でのタイトルは “O Rapaz e a Garça” (少年と鷺)です。このタイトルだと「主人公の少年・眞人と青鷺の冒険物語」みたいに捉えられそうですな。

日本では公開されてからしばらく経ってるのであらすじを検索することもできたし、ポルトガルではYouTubeに予告も上がっているのでそれを見ることもできたけど、あえて前情報を入れずに行ってみた。駿からの「君たちはどう生きるか」のメッセージを受け止めて考えるんだ!と意気込んで、、笑

観終わった感想としては「少し、、、時間をください」笑
自分の中で物語のメッセージ性とか駿が伝えたかったことを噛み砕くのに少し時間が必要みたい。なので、考察とはいかないのですが、海外でジブリを観てみての感想をつらつらと書いてみる。

始まって早々の場面、眞人が階段を駆け上がる姿や、眞人がお母さんの病院を火の粉に包まれていく描写、ナツコの屋敷に住む老婆たち、青鷺、ジブリご飯、、、「うわージブリ!!」と感動。(自分でも語彙力のなさに驚き)

となりのトトロのような、千と千尋の神隠しのような、ハウルの動く城のような、、、私が観て育ったジブリを思い起こす絵の美しさ、迫力、繊細さ。日本から離れてまだ半年も経ってないのに、懐かしくて涙が出た。

前にフランス人のルームメイトに、日本の映画やドラマは料理を作る動作やひとつひとつの所作を丁寧に行なっていて、そこを描いているのが面白いと言われたことがある。海外に来て、改めてジブリ作品を観てみて、本当に何気ない動作を細かく描いているなと感じた。

今日は小さなシアターで観たのだが、8割埋まるくらいには客が入っていた。私以外は全員ポルトガル人のようだった。小さい子供連れの家族もいたけど、観客のほとんどは30代以降の大人。みんながこの映画を観て何を感じたかぜひ聞いてみたかったが、そんなことはもちろんできず、、。

ただ、本編が始まる前にスタジオジブリのテロップが出ると、「トトロトトロ」と言ってる声が聞こえたので、ジブリファンがいることは確認できた笑

また作品の考察については、自分の中でじっくりとしていきたい。気が向いたら文章にしてみるかもしれない。観終わってからもまだジブリの世界に浸りたくなり、帰宅して早速ハウルの動く城を観ているのだった。(ポルトガルのNetflixではジブリ作品が観れます!)

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