チェンカーンの空は故郷に似ていた
タイの東北部、イサーン地方のチェンカーンという小さな街で、数日間を過ごした。
街のほとりを流れるメコン川は国境になっていて、その向こう側はもうラオスである。対岸のラオスからは、何やらお寺から流れる説法や、お祭りのスピーカーの音などが大音量で聞こえてきて、その近さを感じさせる。
チェンカーンでの数日間、ずっとメコン川と空を眺めていた。
チェンカーンの空は広い。大きな雲がぷかぷか浮いていて、それが異様に低い気がする。都会に住んでいるとなかなか空を眺める機会もないものだけれど、チェンカーンの空はこれでもかとその存在を主張してきていて、気がつけば空を眺めていた。
そういえば、故郷の宮崎の空も大きくて広かったな。宮崎空港に降り立つたび、「空がでかいな。」と、上を見上げていたことを思い出した。
宮崎の空は、今も変わらず大きいのだろうか?久しぶりに、故郷に帰りたくなった。
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