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11月5日 夜の香り
Web会議を退室して一息ついた。
暗くなり始めた窓の外を眺めてぼんやりと一日を振り返る。
今日はなんだかとても眠かった。7時頃からおよそ10分ごとにスヌーズに起こされる。ちゃんと起き上がる頃には11時を過ぎていた。それからダラダラと身支度をして、出勤したのはお昼を大幅に過ぎてからだった。まだ眠い気がする。実はさっきの会議も後半はあんまり聞いていなかった。
まだ終わっていない月曜日までの仕事が頭の中にちらつく。ちらつくのだが、まだ丸々2日ある。それにさっきまで会議だったのだ。休憩にしよう。そうだ、ちょっと買い物をしに行こう。背伸びをして外に出た。
街へ降りる。クリームチーズと生ハムを調達したい。職場で柿をもらったのだ。そのまま食べるのもいいけど、なんだかオシャレなものをつまみたい気分。
。。。。。
日が落ちるのも随分と早くなった。薄い雲の向こうには星の光が見える。顔に張り付くマスクをずらすと、ほんのり湿った夜の香りに気づいた。土のような木のような、灰色がかった墨色の夜の香りだ。
深く深く息を吸ってみる。冷えて少し重くなった気体が肺の奥に届く感覚が好きだ。夕方から夜に変わっていく空気の中にじわじわと混じりはじめた冬の気配に少し嬉しくなる。
10分ほど歩くと人が増えてきた。仕事や学校から帰る人たちだ。この辺りは住宅も多い。微かに夜の香りと重なって、香ばしいスパイスの匂いがした。そういえばまだ18時も回っていない。夕食の準備を始める頃なのだろう。
カレーかぁ、カレー食べたくなってきたな……
。。。。。
カレーを食べて帰りました🍛
明日は柿×クリームチーズ×生ハムをやります。
おやすみなさい。
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