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もしも「できる」と思えたら?

日本の国民総生産は2024年いよいよドイツに抜かれて世界4位になるらしい。 
世界4位ならいいじゃん、凄いじゃん、表彰台には乗れないけどさ。
いやいや、総生産で安心しちゃいけない、一人当たりだとなんと30番目位を行ったり来たりしてる模様。
道理で普通に真面目に働いてるだけじゃウナギをたまにさえ食べれないはずだ。

だと言うのに。

たまには、フィギアスケートのショーにも行きたいぞ、なんて
無理無理無理。できない。できない。できっこない。

そこをなんとか。

なんとかあるもので、なんとかするしかないさ。もしもイカや、タコだったら、安直に自分の足を食ったかもしれないが、あいにく人間だったので食わずに済んだ。ちゃらんぽらんな頭を無理矢理使って大根や納豆でしのいだ。ほんとイカやタコじゃなくて移動手段を失わずに済んで、大幸運だよありがとう。

このところ日本のフィギアスケート界はスターがいっぱいすばらしい!でも、国民は貧乏がいっぱい、クオリティーもお値段も高いフィギアスケートの観客になりたいけれどなれません。めっちゃ素晴らしい時代に、めっちゃ悲しい。悲しんでいても行けないことは改善しない。

と言うわけで、もしも「できる」と思えたら。

そうだよ。できないものはできない。無理が通れば道理が引っ込む。道理を引っ込ませた荒野に愛も平和もあるものか。
ところが、出版社ディスカバートゥエンティーワン創業者、千場弓子さんは言ったんだ。

「できない」と言う前提
「できる」と言う前提
どちらが成功するか言うまでもない

「できない」と言う代わりに、「もしもできるとしたら」と言ったら。

小さくてもできることから、手を動かしてみたら、結果を見てフィードバックを受けて、また作り直して行ったら。

フィギュアスケーターたちは、技や表現や美を磨くことだけに精進しているわけじゃない。人々に見つめられているものは、さらにその先を見つめる。時代の先、日本の先、人類の先。
 
穏やかな日本の類まれなる70年間はどうやら終わりを告げたよう。人類史の中でありえないほどの平和と表されもする年月。去りゆくものに感謝を。目路の先に新たな価値を見つけながら。


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